実証実験_実施イメージ

LINEとジェイアール東日本企画(以下、jeki)は共同で、LINEが運営するコミュニケーションアプリ「LINE」および「LINE」関連サービスを対象とした運用型広告配信プラットフォーム「LINE Ads Platform」において、「LINE」と電車内広告の連携に関する実証実験を開始する。

■ドアの上にあるサイネージいつも見てる?
電車の車両内においては、従来から存在する中づり広告などの紙媒体に加えて、デジタルサイネージを活用した動画広告も普及し、多様なチャネルを通じて広告の掲載や配信が行われている。指定地域に居住する男女を対象とした広告の種類ごとの閲覧率に関する調査では、「電車の車内広告」がテレビに次いで54%と、非常に高い到達力を持つことがうかがえる。

さらに、スマートフォンと電車内広告の親和性の高さに関する調査では、電車内広告を閲覧した後の行動として、スマートフォンを使って気になった広告に関する情報を調べたという回答が最も多く、電車内広告とスマートフォンの親和性の高さも注目されている。

一方で、詳細な情報にアクセスするためには、乗客自身が検索エンジンなどを通じてウェブ上で情報を探す必要がある。こうした手間により、多くの乗客が目にしているにもかかわらず、十分な情報を得る機会が減ってしまうという課題があった。

このような背景を受け、両社は、さらに便利で価値あるユーザー体験の提供に向けて、「電車内広告」と「LINE Beacon*4」を活用した「LINE」との連携に関する実証実験を実施する。

■「LINE Beacon」を活用して電車内の広告と「LINE」を連携、紙・デジタルを問わずリアルタイムかつシームレスな情報配信を実現
本実証実験では、山手線の車両内に設置した「LINE Beacon」を活用し、中づり広告や窓上チャンネル等に表示される動画広告と、乗客の「LINE」とを連携する施策を実施する。

「LINE Beacon」を利用中の乗客の「LINE」上に表示される「LINE Beacon」のバナー通知から、近くにある車内広告に関連したキャンペーン情報やクーポンを配信することが可能になる。

また、「LINEリサーチ」の調査メニューを組み合わせることで各施策の効果測定を行い、以降のマーケティングに役立てることも可能だ。

さらに実証期間内においても機能拡張を進め、2020年1月以降、当該バナーからLINE公式アカウントの友だち追加を促すほか、ユーザーを外部のWebページに遷移させて商品購入や来店予約などを促すことも可能になる予定だ。また、LINE公式アカウントやLINE Ads Platformと共に活用することで、電車内でのバナー通知の開封有無をもとに、興味を持ったユーザーに対する降車後の「LINE」を通じた継続的な情報配信にも対応していくとしている。

■実証実験の概要
実施期間:2019年11月~2020年3月
実施対象:期間中、山手線(E235系)に乗車したLINEユーザー
利用方法:乗車した車両内で、「LINE Beacon」のバナー通知を表示させるためには、ご利用の端末でBluetoothをオンにしてビーコンからの信号を受信できるようにすることに加えて、LINEの設定で「LINE Beacon」をオンにする必要がある。両方の設定をONにすることで、バナーの表示と情報の受け取りが可能だ。「LINE Beacon」もしくはBluetoothがOFFになっている場合は、バナー表示は行われない。


実証実験に関する問い合わせ

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