「Olive Smart Ear」日本発売イベント

Olive Unionは、聞こえづらい小さな音をはっきりと聞き取れる小型の集音器「Olive Smart Ear」の発売を2019年10月24日より開始した。同製品の発売を記念して「Olive Smart Ear日本発売イベント」が開催された。

当日はフリーアナウンサーの高橋真麻さんと真麻パパこと俳優の高橋英樹さんをスペシャルゲストに迎え、Olive Smart Earを使用したトークセッションも行われた。

■難聴の人を幸せにしたい~Olive Union CEO~
イベントは、Olive Union CEO Myung Geun Song (ソン・ミョンクン)氏によるOlive Smart Earの製品紹介から始まった。世界的に難聴者数は増加傾向にあり、日本では1500万人を超えているという。難聴者と聞くと高齢者を思い浮かべるかもしれないが、若者の中にもスマートフォンや携帯プレーヤーによる難聴者が増えてきており社会的な問題となりつつあるという。

そうした難聴者の頼もしい味方になるのが補聴器だが、医療機器としての補聴器は
・やたら価格が高い
・社会的に良いイメージがない
・デザイン性がよくない

などの理由から、購入までに至らないケースがままあるという。

Olive Union CEO Myung Geun Song (ソン・ミョンクン、以下、ソン氏)氏の叔父が難聴を患っていたこともあり、難聴の問題を解決したいとの思いから、大学を辞めてOlive Smart Earのプロジェクトに取り組むようになったそうだ。

Olive Smart Earプロジェクトが目指したのは、
・適切な価格
・格好よく
・高品質の製品

という3点だという。

ソン氏は、「私はOlive Smart Earが難聴の方をより幸せにし、補聴器や集音器の業界を変えていくと信じています。」と語った。

Olive Union CEO Myung Geun Song (ソン・ミョンクン)氏
Olive Smart Earについて語る、Olive Union CEO Myung Geun Song (ソン・ミョンクン)氏


■これまでの補聴器とは一線を画す
Olive Smart Earは、今までの補聴器や集音器とまったく異なるという。最大の特徴はスマートフォンとの連携により、耳に聞こえる音を調整できることだ。

専用スマホアプリを起動すると、
・標準モード
・会話モード
・テレビモード

この3つのモードがデフォルトで用意され、ユーザーの利用目的に応じて使い分けができる。

それぞれのモードで、ノイズのフィードバックキャンセル機能を備えているため、多少うるさい場所でもクリアに人の声が聞こえるという。さらにイコライザー機能を使用すれば、音量を周波数ごとに微調整して、自分に最適な環境を作れるそうだ。

Olive Smart Earのモード
Olive Smart Earでは、専用スマホアプリを使用して、聞こえる音のモードを選択できる


ワイヤレスイヤホンと変わらないスタイリッシュなデザインも、Olive Smart Earの魅力だ。Olive Smart Earの開発には、サムスンのプロダクトデザインや開発のリーダーを手掛けた人も携わっているという。Olive Smart Earはワイヤレスイヤホンのようなデザインなので、人前で使用しても、恥ずかしいとは思わないだろう。

■実際にOlive Smart Earを体験
イベント会場では、Olive Smart Earを実際に体験することができた。Olive Smart Earを使用するにあたり、専用スマホアプリで音の調整を行う必要がある。調整に時間は掛かるが、最初の1回だけ行えばよい。以後は「標準モード」「会話モード」「テレビモード」のいずれかを選択するだけで、すぐに使用できる。

Olive Smart Earを使ってみた感想だが、耳に装着するだけで、人の声がよく聞こえる。感覚としては、会話専用イヤホンを使用しているイメージだ。会場は少し騒がしかったが、会話モードに切り替えたら、人の声がより鮮明に聞こえるようになった。音場の細かい調整が必要なければ、スマートフォンなしで使っても問題はない。電源のオン・オフやボリュームの調整は、Olive Smart Earのみで行える。

デザイン性に優れたOlive Smart Ear
Olive Smart Earは、ワイヤレスイヤホンのようなデザインだ


Amazonでの価格は、29,800円(税込)。10万円を超えるような従来の補聴器に比べて数分の一の価格となっている。バッテリーは内蔵充電池で、専用ケースに収納して充電する。

Olive Smart Earは補聴器としての販売を検討しているが、補聴器は医療機器であるため、準備に時間が掛かる。そこで最初は、集音器として販売することになったという。


■コミュニケーションも円滑になるOlive Smart Ear
引き続き、俳優の高橋英樹さんとフリーアナウンサーの高橋真麻さんの親子によるトークセッションが行われた。高橋真麻さんはOlive Smart Earを両耳に装着した状態で登壇。聞き上手代表ということで、今回、ミス Olive Smart Earに就任した。

高橋真麻さんは、「局のアナウンサーをしていましたので、聞き上手、インタビュー上手と言われることは、アナウンサー冥利に尽きます。そういった側面からも今回、聞き上手と言っていただけたのは、大変有り難いなと思います。」と、ミス Olive Smart Earに就任した喜びを語った。

高橋英樹さんによると、娘の真麻さんは普段から聞くことを勉強しているそうだ。そんな高橋英樹さんは、今年で75歳。若い頃に比べると、耳がだいぶ遠くなったという。

高橋英樹さんは、「私どもの年齢が同窓会で集まりますと、声のデカイやつが勝つ。声の小さいやつの話は聞こえないということもあり、自分自身の声がだんだん大きくなるんですね。」と、実際のエピソードを披露した。

高橋真麻さんによると、父親の英樹さんは歳を重ねるごとにテレビの音量を上げているという。真麻さん自身もアナウンサーであることから、二人で話しているときは声が大きく、母親から「声が大きい」と注意されることもあるそうだ。

フリーアナウンサーの高橋真麻さん
父親の高橋英樹さんの耳が遠くなったことについて語る、フリーアナウンサーの高橋真麻さん


トークセッションでは、ミス Olive Smart Earの高橋真麻さんから父親の英樹さんにOlive Smart Earをプレゼントするサプライズ演出があった。

Olive Smart Earを装着した高橋英樹さんは、「簡単に(耳に)入りますし、(Olive Smart Earは)落ちそうもないんで、とても簡単でいいですね。」と、Olive Smart Earの装着感の良さに感心していた。

引き続き、高橋真麻さんに協力してもらうかたちで、Olive Smart Earが実際に聞こえているかどうかを、チェックすることになった。高橋英樹さんと真麻さんは、それぞれ舞台の左右に離れて、真麻さんがマイクを通さずに呼び掛けるというものだ。真麻さんが小さな声で「英樹」と呼び捨てにすると、高橋英樹さんは「ちょっと、英樹はないでしょ。」とツッコミが入り、会場は笑いに包まれた。

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真麻さんが小さな声で「英樹」と呼び捨てにすると、高橋英樹さんが間髪入れずにツッコんだ。


トークショーの最後に高橋真麻さんは、「こちらのOlive Smart Earを使ったら、今まで会話が弾まなかったというお悩みもすっきり解消できると思います。家族やお友達ですとか、まわりの人とのコミュニケーションも円滑にとれると思うので、ぜひ、ご自身で買ったり、プレゼントしたり、お友達にお勧めしたりしていただけたらと思います。どうぞ、よろしくお願いします。」と、ミス Olive Smart Earにふさわしいコメントを残した。

Olive Smart Earの素晴らしさがよく伝わるトークショーだった。最近、耳が聞こえにくくなってきた、聞き取りにくくてコミュニケーションがうまくいかない人は、Olive Smart Earの購入を検討してみることをおススメしたい。

Olive Union

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