本能的な女性達の姿を捉えた作品! Bettina Rheims写真展「密室/Chambre Close」開催へ【Art Gallery M84】

Bettina Rheims写真展「密室Chambre Close」

歌舞伎座(東京・銀座)の真裏に佇むギャラリー「Art Gallery M84」は2016年3月21日(月)よりBettina Rheims写真展「密室/Chambre Close」を開催する。

■あられもないポーズが話題に
今回の作品展は、Art Gallery M84の第44回目の展示として実施する個展である。
フランスを代表する女性写真家ベッティナ・ランス氏は、セルジュ・ブラムリー氏の小説とコラボレーションによる1990年から1992年に制作されたパリの女性達を撮影したヌード写真集(Chambre Close/シャンブル・クローズ=密室)で、あられもないポーズが話題となりヨーロッパだけでなく米国、日本、韓国、オーストラリア、モスクワでもベストセラーとなり世界中にその名が広がったという。世界的な写真家として名声を得る切っ掛けとなった作品約25点を展示する。

■ギャラリーからの一言
初めての被写体にストリッパーを選んで以来、女性を写した作品を数多く発表してきたランスは、一貫して女性達が生まれながらにしてまとう華やかさと儚さ、内面から湧き出る美や苦悩、憂いを力強く写してきました。レンズの前で飾り気のない心情や濃厚な人間性を惜しげもなくさらしています。作品の中には、「ランスでなければ写せない」とまで言われるしぐさや眼差しとともに、瞬間に写し取られた本能的な女性達の姿を捉えるベッティナ・ランスの魅力に迫りたいと思います。
Art Gallery M84オーナー 橋本正則氏

■Bettina Rheims(ベッティナ・ランス)氏の略歴
1952年 パリ生まれ。
1972年 多感な20歳代の数年をニューヨークで過ごす。
1976年 写真家のアシスタント等を経験しながら自らの友人達のポートレートを発表。
1978年 ストリッパーやダンサー、売春婦等社会の辺境に生きる人々へ生々しくもエレガントなタッチで迫るポートレートやヌードフォトに特徴があり、カリスマ雑誌「エゴイスト」の創始者に挑発的でエレガンスなイメージが評価され、同誌からデビュー。
1980年 女性のポートレート「Female Trouble/フィメール・トラブル(1989年)」を制作。
1982年 生と死を表現した「動物の剥製シリーズ」を制作し注目を浴びる。
1986年 世界的な雑誌「ヴォーグ」「フィガロ」や広告キャンペーンのポートレートを撮影。
1990年 二重の性、転換する性、男性の妄想等、混迷する現代の性をモチーフに作品を数多く発表し、ティーンエイジャーの揺れ動く若者たちのセクシュアリティを捉えた「Modern Lovers/モダン・ラバーズ/現代の恋人達シリーズ」は彼女の傑作となった。
1990年 初めてのカラー写真「Chambre Close」で豊かな背景あるヌード写真を披露する。
1995年 フランス共和国大統領の公式カメラマンとなる。
1998年 多種多様なキャストを動員して2年がかりでイエスの生涯を現代の設定で撮影した「I.N.R.I」を出版。フランスのキリスト教サークルでスキャンダルを想起。
2002年 千年の伝統ある中国でアバンギャルドな上海女性を捉えた上海シリーズ制作。
2005年 “写真と彫刻の融合”をテーマに、リメイクされたオートクチュールのヴィンテージドレスを身に纏った彼女達を、石の台座を小道具に撮影されたシリーズを発表。
2010年 セルジュ・ブラムリーと一緒に自叙伝的な物語「Rose, c’est Paris」を発表。
2012年 インタビューをして撮影した若い男女27人のポートレートを発表。
2013年 最新のパリのオートクチュールを纏った有名人のポートレートを発表。
現在は雑誌、広告、ファッションの仕事(ChanelやLanco)を手掛けるとともに、幾多の個人プロジェクトに取り組んでおり、フランスを代表する写真家として評価を得ている。

■受賞
1959年 ベルギーにある炭鉱都市ボリナージュの映像作品でニエプス賞受賞。
1967年 ノヴァ掲載のfashion写真がLondon Art Directors Club.銀メダル表彰。 
1980年 シュバリエ芸術文化賞顕彰。
1984年 フランスのレジョン・ドナール・シュバリエ勲章受賞。
1984年 日本写真協会から写真誕生150周年記念で世界の写真家54人に選ばれ顕彰。
1992年 フランス文化省写真家芸術賞受賞。
1994年 パリ市写真大賞受賞。
1997年 レジヨン・ドヌール勲章を受賞。

■主な展示
1981年 Bettina Rheims写真展「Portraits」ポンピドゥー・センター(Paris)
1981年 Bettina Rheims写真展「Portraits nus」Gallery Texbraun(Paris)
1983年 Bettina Rheims写真展「動物の剥製シリーズ」パリとニューヨークで展示。
1987年 Bettina Rheims写真展「過去10年間の回顧展」エスポート・フォト(Paris)
1990年 Bettina Rheims写真展「Modern Lovers」をフランス、英国、米国で展示。
1991年 Bettina Rheims写真展「Chambre Close」PARCO(東京・渋谷)
2000年 ベッティナ・ランス写真展「イエスの生涯」小田急美術館(東京・新宿)
2004年 Bettina Rheims写真展「初の回顧展」ヘルシンキ市立美術館(Finland)
    その後欧州(オスロ、ウィーン、デュッセルドルフ、ブリュッセル)を巡回。
2005年 Bettina Rheims写真展「Héroïnes」Galerie De Noirmont(Paris)
2010年 Bettina Rheims写真展「Rose, c’est Paris」フランス国立図書館(Paris)
2011年 ベッティナ・ランス写真展「MADE IN PARADISE」東写美(東京・恵比寿)
2011年 ベッティナ・ランス写真展「Heroines」CHANEL Nexus Hall(東京・銀座)

■主な出版
1993年「Modern Lovers/現代の恋人たち」Distributed Art Pub Inc(出版社)
1999年「Chambre Close/シャンブル・クローズ」Serge Bramly (共著)、Kehayoff Verlag(出版社)
1999年「I.N.R.I./イエスの生涯」Serge Bramly (共著)、Monacelli(出版社)
2002年「Female Trouble/フィメイル・トラブル」Schirmer(出版社)
2004年「Shanghai」powerHouse Books(出版社)
2007年「Heroines」Catherine Millet (共著)、Schirmer(出版社)
2008年「Can You Find Happiness」Phillipe Dagen (共著)、Schirmer(出版社)
2010年「Rose, C’est Paris」Serge Bramly (共著)、Taschen America Llc(出版社)
2011年「Female Trouble/フィメイル・トラブル」、「Modern Lovers」Asahi press(出版社)
2014年「Gender Studies」Steidl(出版社)
2016年「Bettina Rheims」Patrick Remy (編集)、Taschen America Llc(出版社)

Art Gallery M84は「アートを展示する場、鑑賞する場、購入する場」としてだけではなく、その先にある「アートを楽しみ、アートを通じて自己表現をしたい人々が気軽に集える場所」である。

ギャラリーオーナーいわく「アートをもっと身近に感じてもらうため、アートを観る楽しみ、作る楽しみ、作家と作家、作家とファン、ファン同士がつながって、アートの可能性を 広げていけるような拠点を目指している」そうである。

■写真展概要
名  称 : Bettina Rheims写真展「密室/Chambre Close」
作 品 数 : 約25点
主  催 : Art Gallery M84
期  間 : 2016年3月21日(月)~2016年4月30日(土)※休館日を除く
場  所 : Art Gallery M84
所 在 地 : 東京都中央区銀座四丁目-11-3 ウインド銀座ビル5階
電  話 : 03-3248-8454
開館時間 : 10:30~18:30(最終日17:00まで)
休 館 日 : 日曜日
入 場 料 : 500円

Bettina Rheims写真展「密室/Chambre Close」
Art Gallery M84

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湯沢 英治
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