広がるBluetooth対応!日米で大きく異なるスマホと車の関係【デジ通】

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アメリカではフィーチャーフォン時代から携帯電話のBluetooth対応は当たり前だった。そのため携帯向けのBluetoothヘッドセットも普及していた。これは、車の運転時にも通話する需要がかなりあったからだと思われる。実際に筆者もアメリカで車を運転する際にはBluetoothヘッドセットを利用している。

しかし、最近のアメリカで販売されている車の多くは、標準でBluetoothによるハンズフリー通話に対応しており、Bluetoothヘッドセットを使わなくても通話ができるようになってきた。

筆者はアメリカに行った際、レンタカーを借りることがほとんどだ。日本では滅多にスマートフォンの通話機能を使わないが、アメリカでは現地の知り合いと連絡し合うのに通話機能を使う。これは個人的に英文を入力してチャットやメールをやり取りするのが面倒なのと、連絡先の相手側も車を運転して移動していることが多いからだ。そもそも、運転中の携帯電話を使った通話やメッセージの送受信は、アメリカの法律で禁止されている。それを避けるためのハンズフリーなわけでBluetoothのヘッドセットは必須なデバイスだった。

■あらかじめBluetooth対応のハンズフリー機能を内蔵するようになったアメリカの車
しかし、数年前からアメリカで販売されている車の多くはBluetoothによるハンズフリー機能を標準で搭載するようになってきている。これがレンタカーも例外なしでBluetoothに対応した車がほとんどだ。このため、新しい車を借りることが多い筆者にとってアメリカで運転中に必須だったBluetoothヘッドセットが不要になりつつある。

日本では車購入時にオーディオ類をオプションでカスタマイズし、カーナビ付きなどの高性能な物を取り付けることが多いようだ。筆者がアメリカの知り合いの車を見る限り、高級車でカーナビが標準の車種でもなければ、インダッシュに1DINサイズのラジオ付きCDプレーヤーくらいしか搭載されていない。中にはAM/FMラジオのみなんてケースもあったりする。この最低限の機能しか持たないシンプルなオーディオですらBluetoothに対応し始めているのだ。

車のオーディオ機能とハンドル上のボタンが連動しており、ハンズフリーの通話やラジオの選曲などの操作を、ハンドルを握ったまま行えるようになっている。スマホとBluetoothのペアリング設定を一度行えば、車に乗るだけで勝手にスマートフォンがBluetoothで接続され、簡単にハンズフリーの通話やスマートフォン内の音楽の再生ができる。これがなかなかに便利で、気に入ってしまった。

先日の訪米時には、アメ車の分類でミッドサイズになるフォードのフュージョンというセダンを借りた。フォード車にはSYNCという機能があり、音声認識によりラジオの切り替えや通話もできるようになっている。このクラスの車はアメリカでは平均的なセダンで、価格は日本円で200万円から300万円程度の車だ。より低価格で日本でも販売されているフォードのフィエスタなどにも同じ機能は搭載されている。

日本でもBluetoothは高級車を中心に対応が始まっているようだが、アメリカではこのような機能はほとんどの車種で標準となりつつある。例えばトヨタの日本で販売されているヴィッツにはBluetooth機能はないが、アメリカ版のYarisにはBluetoothによるハンズフリー通話機能が搭載されている。日本の道交法では、ハンズフリー使用の罰則規定はないが、外部の音が聞きにくくなるようなハンズフリーの仕組みによっては、都道府県条例違反になってしまうこともあるようだ。このように日本とアメリカでは、スマホとカーエレクトロニクスの関係が大きく異なっている。今後、どのように進化していくのか興味深い。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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