クラウド型ボイスとIP電話でコストを大幅削減!NTTコミュニケーションズの新サービス

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時間は作れる! 経費も節約できる! ICT活用で「働き方改革」を実践しよう』では、NTTコミュニケーションズ(以下、NTTcom)とアルカディン・ジャパンの取り組みを通じて、ICTを活用することによって働き方が大きく変えることが可能なことを紹介した。

そのNTTcomだが、コミュニケーションサービス事業強化のために、企業の「働き方改革」を進め、コスト削減にも貢献できるクラウド型のPBXサービス「Arcstar Smart PBX」の提供を開始する。

また、音声回線と通信回線の統合(Voice/Data統合)によって、コストを抑えた外線通話を実現するIP電話サービス「Arcstar IP Voice」の機能拡張も行う。

これらの新サービスの詳細説明を行うために同社は2014年3月31日(月)、報道関係者向けの説明会を開催した。説明会では、コミュニケーションサービス事業における今後の展開の説明と、新サービスのデモンストレーションが行われたので紹介したいと思う。

■管理コストの削減へ – NTTcom 丸岡氏
多様化する企業環境、グローバル化・労働人口の変化などにともない、各社員も多様なワークスタイルを取れるような環境づくりが重要だ。個人のプライベートを尊重しながら、お互いが最適なコミュニケーションを取る環境を実現するためには、かなり柔軟性の高いサービスが求められる。

たとえばオフィス内だけでなく、顧客先回りや海外出張、在宅勤務など、様々なワークスタイルがある中で、いかにシームレスでタイムリーな連携およびコミュニケーションを行うかが重要になる。世界中どこにいてもリアルタイムなコミュニケーションが行うためには様々なシーンに応じて最適なコミュニケーションのためのデバイス選択がポイントになる。もちろん、情報が外部に漏れない、漏らさないセキュリティ面についても十分な配慮が必要だ。

このような状況を踏まえ、適切なデバイスで適切なコミュニケーションを取ることができる新しいサービスが、クラウド型PBXサービス「Arcstar Smart PBX」である。

NTTコミュニケーションズ株式会社ボイス&ビデオコミュニケーションサービス部取締役長丸岡亨氏

NTTコミュニケーションズ株式会社ボイス&ビデオコミュニケーションサービス部取締役長丸岡亨氏

●企業内のPBXやビジネスホンが不要!クラウド型PBXサービス「Arcstar Smart PBX」
現在、多くの企業において社内のサーバー設備をクラウド上へ移行する動きが増加している。PBX(※1)やビジネスホン(※2)などの音声設備についても同様に、クラウド化のニーズが高まっている。また、固定電話とモバイル端末間の内線連携サービスを導入する企業も増えており、FMC(※3)のニーズも拡大している。

※1:Private Branch eXchangeの略。企業での電話サービスの利用に使う電話交換機。
※2:企業での電話サービス(ビジネスホン)の利用に使う小型の電話交換機。一
般にPBXより接続可能台数が少ない。
※3:Fixed Mobile Convergenceの略。固定電話のような有線の通信環境と、モバイルの通信環境をシームレスに利用する技術やサービスのこと。

このようなニーズに応えるサービスとして、NTT Comでは、企業の音声設備をクラウド化し、デバイスフリー・アクセスフリーの内線環境を実現する「Arcstar Smart PBX」を2014年4月1日より提供する。

また、本サービスはNTT Comの外線IP電話サービスである「Arcstar IP Voice」や企業向けIP電話アプリ「050 plus for Biz」と組み合わせた利用が可能となっている。

本サービスの大きな特長としては、以下の3点があげられる。

1.管理コストの削減と、柔軟な運用の実現
PBXやビジネスホン主装置をクラウド化することで、設備の購入・更改費用や、保守・メンテナンス費用が不要となるほか、機器設置スペースの確保や管理も不要となる。

また、PBXやビジネスホン主装置の各種設定をWebサイト上で簡単に変更することが可能となり、番号数や通信チャネル数(同時接続数)を必要なときに必要な分だけ利用するといった、クラウドならではの柔軟な運用が可能になっている。

2.外出先のモバイル端末でも、無料の内線通話が可能
「Arcstar Smart PBX」を複数の拠点に導入することで、拠点間の内線通話が可能だ。またスマートフォンに専用のアプリケーションをインストールすることで、スマートフォンを内線化できるため(※4)、外出先のスマートフォンからオフィスの特定の電話機に内線指定で通話できる。当然、その際の通話料は無料だ。

3.デバイスフリー、アクセスフリーでBYODの実現にも貢献
「Arcstar Smart PBX」は、固定電話だけでなく、スマートフォンやパソコンでも利用できるデバイスフリーのサービスだ。利用人数分のPBX対応電話機を購入する必要がないため、コストを抑えた導入が可能。また、サービスを利用するための回線は、3G、LTE、無線LAN、各種インターネット接続サービスなどに対応し、アクセスフリーを実現している。

これにより、BYOD(Bring Your Own Device)で社員が私有のスマートフォンを内線として活用する際にも、あらためて端末や回線を統一する必要がないため、スムースな導入が実現できる。

※4:1台のスマートフォンで「オフィス内電話機」・「業務用携帯」・「プライベート携帯」の3役を兼ねることが可能。

今後の予定としては、「Arcstar Smart PBX」用のオプションサービスとして、連絡先データをクラウド上で管理できる「Web電話帳オプション」を2014年度上期に提供する予定だ。これにより、管理者が「Web電話帳」の連絡先データをメンテナンスするだけで、複数の利用者や端末間で常に最新の情報を共有することができる。スマートフォンでも快適に利用でき、外出先から「Web電話帳」を参照してスムースに連絡することが可能だ。

また、連絡先情報や通話履歴をクラウド上に保管するため、スマートフォンの端末内にデータが残らない。このため、端末を紛失した際の情報漏洩リスクを最小に抑えることができる。さらに、NTT ComのVPNサービス「Arcstar Universal One」経由の接続にも対応する予定となっている(2014年中)。これにより、よりセキュアな通信環境での利用が可能だ。
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■通信コストの大幅削減が可能な企業向け外線IP電話サービス「Arcstar IP Voice」
先述したようにNTT Comは、「Arcstar IP Voice」における提供内容の大幅な拡充を2014年4月1日より開始した。「Arcstar IP Voice」は、外線通話機能を提供する企業向けのIP電話で、データ通信回線を利用して音声通信を行うことにより、通信コストの大幅な削減を実現するサービスだ。

今回の提供内容拡充により、新たにインターネット接続サービス「OCN」やクラウド型PBXサービス「Arcstar Smart PBX」利用に対応することで、より多くの通信環境において音声通信のオールIP化による「音声とデータのネットワーク統合」が可能になり、コスト削減や運用管理の効率化に大きく貢献する。そのおもな特徴は以下、

1.クラウド型PBXサービス「Arcstar Smart PBX」などに対応
IP電話による外線通話機能を提供する「Arcstar IP Voice」は、内線機能などを提供するNTT Comのサービスと組み合わせることができる。

例えば、クラウド型PBXサービス「Arcstar Smart PBX」や、クラウド型ユニファイドコミュニケーションと内線機能を提供するサービス「Arcstar UCaaS」と組み合わせることにより、外線・内線をともにIP電話化し、通信コストや運用管理コストを削減する音声通信・コミュニケーション環境の構築を可能にする。

2. VPNに加え、インターネット回線上でも利用可能に
「Arcstar IP Voice」では、これまで提供してきた企業向けVPNサービス「Arcstar Universal One」とセットでの利用に加え、新たに、インターネット接続サービス「OCN」のネットワーク上でも利用が可能になる。インターネット接続回線はVPNよりも安価で導入が手軽なため、今までよりもさらにコストを抑えて「Arcstar IP Voice」の導入・運用ができる。

3. ICT環境を「見える化」する「NTTコミュニケーションズ ビジネスポータル」に対応
NTT Comが提供するクラウドやネットワーク、セキュリティサービスなどを利用者が一元的に運用管理できる「NTTコミュニケーションズ ビジネスポータル」に対応しており、通信コストの見える化や、柔軟な設定変更による通信コストの削減に寄与する(利用無料)。

4. 多様なニーズに応える機能追加
 今回の提供内容拡充では、以下の機能追加も実施する。
・緊急通報および災害時優先電話機能(※5
・メッセージボックス(※6)(1番号あたり300円(税抜))
・国際電話利用休止(無料)
・代表機能拡充(※7)(無料)
・「050ビジネスダイヤル」(※8)の転送先回線としての利用に対応
※5:0AB~J番号(03や06などで始まる固定電話用の電話番号)での利用が必要。
※6:留守電機能。メッセージをセンターで預かるとともに、Eメール通知ができる。
※7:複数回線の契約時に各契約番号だけでなく追加番号でも代表番号を利用できる。
※8:「050」で始まる番号をフリーダイヤルやナビダイヤルのように利用できる。

■ユーザー導入事例「全日本空輸(ANA)」
説明会では、ユーザーの導入事例として、全日本空輸(ANA)の事例を紹介した。ANAでは、FMCを切り口にしたクラウド型音声基盤による「働き方改革」により、1.コスト削減、2.生産性向上、3.利便性向上を実現できたとしている。
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■取引先からの電話をスマホ対応
説明会では、会場の一部をNTTcom営業部に見立て、実際の利用シーンを想定した「Arcstar Smart PBX」のデモンストレーションが実施された。デモは、取引先の「コム商事 石岡さん(架空)」から、NTTcom 営業部に電話が入り、事務の山田さんと、営業の竹内さんが対応するというものだ。

まずは一斉着信のデモだった。従来はPBX/固定電話(ビジネスホン)で実現していた一斉着信をスマートフォンで実現できるというもの。電話の近くに居なくても、あらかじめ登録したスマートフォンを持ち歩いていれば、コム商事 石岡さんが代表番号にかけた電話に出られるわけだ。

次は、コールピックアップ機能だ。事前に設定したコールピックアップグループの中であれば、ほかの電話機にかかってきた電話を簡単な操作で、自分のスマートフォンで応答できる。デモでは、山田さんが竹内さんにかかってきた電話に出た。一斉着信同様、大事な顧客からかかってきた電話を取り逃すことがない。

最後は、保留転送であった。保留転送とは、文字通りに一旦応答した電話を保留し、ほかの電話機やスマートフォンへ転送する機能だ。デモでは、山田さんが電話に応答し、外出している竹内さんのスマートフォンへ内線転送(無料)してみせた。たとえ外出中でも、かけ直したりすることなく、いつでもどこでも取引先とタイムリーな商談が可能となる。
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以上のように、クラウド型ボイスサービス「Arcstar Smart PBX」は、企業の通信コスト削減に大きく貢献するサービスだ。企業向け外線IP電話サービス「Arcstar IP Voice」と合わせて導入することで、より多様な通信コストの削減が可能となることが理解できたことと思う。通信にかかるコストを少しでも多く抑えたいと考えている企業にとって、魅力あるサービスといえるだろう。

NTTコミュニケーションズ株式会社

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