Googleカレンダーの便利なところは、Internet Explorerなどのブラウザが使えれば、どこのパソコンでも見られる点だ。紙の手帳のように置き忘れる心配がなく使い勝手も良いので、スケジュール管理にGoogleカレンダーを使っている人も多いだろう。



しかし、その日の予定を確認するためだけにわざわざブラウザを起動してGoogleカレンダーにアクセスするのが面倒に感じた人はいないだろうか。



今回紹介するGoogleカレンダーをデスクトップに表示する方法を知っていれば、パソコンを起動してすぐにスケジュールを確認することができる。




■知っ得 No.0110 Googleカレンダーをいつも表示する

Googleカレンダーをデスクトップに表示させるには、「限定公開URL」というものを利用する。このURLをデスクトップ上に表示させるように設定するというわけだ。

なお、デスクトップ上にWebページを表示するのはWindows XPの機能のため、Vistaでは使用できない。



●「限定公開URL」をコピーしよう

限定公開URLは、Googleカレンダーの設定画面で確認することができる。まずはGoogleカレンダーを表示し、「設定」をクリックする。設定画面が開いたら[カレンダー]タブを選択し、限定公開URLを知りたいカレンダーを選択する(画面1)。

画面1 カレンダーを選択する


詳細設定画面が表示されたら、一番下の「限定公開URL」にある[HTML]をクリックし(画面2)、表示された限定公開URLをコピーしておこう(画面3)。

画面2 「限定公開URL」の[HTML]をクリックする


画面3 限定公開URLが表示される


●限定公開URLをデスクトップに設定する

[スタート]-[コントロールパネル]を選択してコントロールパネルを開いたら、[デスクトップの表示とテーマ]-[画面]を選択する。[画面のプロパティ]が表示されるので、[デスクトップ]タブを選択する。



[デスクトップ項目]ダイアログボックスが表示されるので、[デスクトップのカスタマイズ]をクリックし、[Web]タブを選択し、[新規]をクリックする(画面4)。

画面4 [Web]タブで[新規]をクリックする


[新規のデスクトップ項目]ダイアログボックスが表示されたら、[場所]にコピーした限定公開URLを貼り付け、[OK]をクリックする(画面5)。順々に開いているダイアログボックスを[OK]で閉じると、設定が完了し、デスクトップにGoogleカレンダーが表示される。

画面5 [場所]に限定公開URLを入力する


表示されたGoogleカレンダーは、四隅をドラッグすることで、自由に大きさを変更することができるので、見やすい大きさに調整しよう(画面6)。

画面6 デスクトップ上のカレンダーはドラッグで自由に大きさを変更できる


スケジュールをクリックし、「詳細」を選択すると、ブラウザが起動してスケジュールの詳細を確認することができる。また、スケジュールを変更した際は、メニューから[同期]を選択すれば(画面7)、変更をデスクトップ上のカレンダーにも反映できる。

画面7 メニューから[同期]を選択すれば、同期が実行される


今回のテクニックを使えば、素早くスケジュールを確認できるだけでなく、ブラウザを使う手間も省くことができる。Googleカレンダーでスケジュールを管理している人には、お勧めのテクニックだ。



なお、限定公開URLは、自分だけが専用に利用するために発行されるアドレスだ。くれぐれも、他のユーザーと共有しないよう注意しよう。



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編集部:池田利夫、篠崎 哲、岡本奈知子(ジャムハウス)

制作編集:エヌプラス

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