最近はスリムでコンパクトなパソコンが多いので、机の上にパソコン本体を置いて利用している人も多いだろう。そういう環境で作業をしていると、うっかりパソコンの電源ボタンに触れてしまったり、物があたったりして、作業中なのにスタンバイにしてしまったり、シャットダウンしてしまったということはないだろうか。



実は、起動中の電源ボタンを押したときの動作は変更可能なのだ。間違って押してしまうことが多い人は、起動中に電源を押しても何の動作もしないようにしたり、シャットダウンに設定されているものをスタンバイに変更したりと、自分の利用状況に合わせて設定を変更するとよいだろう。


■知っ得 No.0030 起動中のパソコン本体の電源ボタンを押したときの動作設定をしたい



起動中に間違って電源ボタンを押してしまったとき、シャットダウンやスタンバイにならないようにしたい、または電源ボタンを押したらシャットダウンしてしまうものをスタンバイになるようにしたいと思ったことはないだろうか。起動中に電源ボタンを押したときの設定は、簡単に変更できる。



変更方法はコントロールパネルから[パフォーマンスとメンテナンス]→[電源オプション]を選択して開く[電源オプションのプロパティ]の[詳細設定]タブで行う。



[スタートメニュー]から[コントロールパネル]を選択する(画面1)。[電源ボタン]にある[コンピュータの電源を押したときは]の[∨]をクリックし、設定したい項目を選択する(画面2)。

画面1[コントロールパネル]を選択する画面2 設定したい項目を選択する
画面1[コントロールパネル]を選択する画面2 設定したい項目を選択する

[コンピュータの電源を押したときは]で選択できる設定は以下のようになっている。なお、休止状態を利用するには[電源オプションのプロパティ]の[休止状態]タブで[休止状態を有効にする]をオンにしておく必要がある。

表1.選択できる設定
設定動作
何もしないボタンを押しても何の動作もしないようにする。
入力を求める通常の[スタート]メニューから[終了オプション]を選択したときに表示される[コンピュータの電源を切る]のダイアログボックスが表示され、[スタンバイ][電源を切る][再起動]から選択する。
スタンバイハードディスク、そのほかのデバイスの電源をオフにして消費電力を抑えるモード。メモリには電力が供給されているため、作業中のデータは保持される。再開時には、作業を中断した状態からの再開できる。
休止状態メモリの内容をハードディスクに退避し、メモリをや各デバイスの電源をオフにする。電源は、完全に電源オフと同様の状態になるが、再開時には、スタンバイよりは時間がかかるものの、作業を中断した状態からの再開できる。
シャットダウンOSを終了してすべてのデバイスの電源をオフにする。


●ノートパソコンのフタを閉じた時の設定

ノートパソコンの利用者なら一度は経験したことがあるとおもうが、ノートパソコンのフタ(液晶画面)を動かしたときに閉じてしまったり、それに近い角度にフタを動かしてしまったときにシャットダウンやスタンバイ状態になってしまったことはないだろうか。

このフタを閉じた時の動作も電源ボタンと同様、設定で変更できる。ノートパソコンの場合は、[電源オプションのプロパティ]の[詳細設定]タブに[ポータブルコンピュータを閉じた時]の設定が追加されている。



[電源ボタン]にある[ポータブルコンピュータを閉じた時]の[∨]をクリックし、設定したい項目を選択する(画面3)。ノートパソコンを閉じると、[ポータブルコンピュータを閉じた時]の設定が実行される(写真1)。

画面3 設定したい項目を選択写真1 設定が実行される
画面3 設定したい項目を選択写真1 設定が実行される





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編集部:篠崎 哲(ジャムハウス)

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