年末年始はゴールデンウィークとならぶホリデーシーズンだ。今年のボーナスで購入する候補にはゲーム機が上位にランクしていることから、子どもにポータブルゲーム機を購入される人も多いだろう。最近のポータブルゲーム機はゲームだけに留まらず、受験勉強や英語検定などに利用されたり、右脳を鍛えたり、株を勉強したりと、大人も楽しめるソフトも販売されている。



そんなポータブルゲーム機の双璧といえば、「ニンテンドーDS Lite」と「プレイステーションポータブル(PSP)」(型番:PSP-2000)だ。


■どこがスゴイのか?

ニンテンドーDS Lite(以下、DS)とPSPとの違いをハードウェアとソフトウェアの両面から比較してまとめてみた。



・画面

ハードウェア特徴で一番に目をひくのは画面まわりだ。DSは上下にひとつずつ192×256ピクセルの3インチの画面を備え、いずれの画面も26万色の同時発色が可能。さらに下の画面は、タッチパネル液晶が搭載されている。PSPは、480×272ピクセルで4.3インチのワイド画面を備え、1,677万色の同時発色が可能となる。



単純に両者の画面を見比べてみると、PSPはDSに比べて大画面で高画質を利用したゲームを楽しめ、DSは2つの画面を活用したゲームを楽しめる。



表1.ゲーム機の種類と画面
ゲーム機解像度同時発色数
DS192×256ピクセル26万色
PSP480×272ピクセル1,677万色


・サウンド

DSはステレオスピーカーを内蔵し、ソフトウェアによりバーチャルサラウンド再生が可能となっている。音楽の再生機能は備えていないが、サードパティ製のゲームグッズ「M3 Simpley」を用意すれば、NSF/MP3/SPC/GSM/OGG/WAV/MID/RCP形式の音楽を再生することができる。PSPはステレオスピーカーを内蔵し、ATRAC3/ATRAC3plus/MP3/MP3(MPEG-1/2 Audio Layer3)/MP4(MPEG-4 AAC)/WAVE(Linear PCM)/WMA(Windows Media Audio 9 Standard のみ)形式の音楽再生ができる。別途、メモリースティックDuo・PRO Duoを用意すればメディア内の音楽を再生可能だ。



音楽の再生機能においては、PSPはDSに比べて対応の音楽形式も多く、大容量のメモリースティック PRO Duoも使えるので扱いやすい。

左がニンテンドーDS Lite、右がPSPの画面メモリースティック PRO Duoスロットを備える
左がニンテンドーDS Lite、右がPSPの画面メモリースティック PRO Duoスロットを備える

・映像

DSは、「M3 Simpley」を用意すれば、JPEG/BMP/PNG/GIF形式の静止画やパソコンで変換した独自形式の動画を再生できる。

PSPは、JPEG (DCF2.0/Exif2.21 準拠)/TIFF/BMP/GIF/PNG形式の静止画や、MPEG-4 Simple Profile (AAC LC)/H.264/MPEG-4 AVC Main Profile - CABAC のみ- (AAC LC)および Baseline Profile (AAC LC)/AVI/Motion JPEG (Linear PCM あるいはμ-Lau)形式の動画を再生できる。



・操作面

DSはボタン操作に加え、タッチペンによる直感的な操作ができる点が最大の特徴だ。「漢字そのまま DS楽引辞典」では、知りたい言葉をタッチスクリーンに手描きで書いて言葉の意味を調べられる。また内蔵マイクにより、「脳を鍛える大人のDSトレーニング」では反射神経のトレーニングができ、「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」ではボイスチャットまで楽しめる。



PSPはボタン操作のみだが、ニンテンドーDSにはないアナログパッドが用意されている。レーシングゲームなどでは指の微妙な動きをゲームでの操作に反映できる。外付マイクを使用する「TALKMAN(トークマン)」では、トレーニングで自分の発音がネイティブスピーカーに通じるか否かをチェックできる。

ニンテンドーDSの操作ボタンPSPの操作ボタン
ニンテンドーDSの操作ボタンPSPの操作ボタン

・ソフト

DSは、ニンテンドーDSカードまたはGBA用カセットのソフトが用意されている。

PSPは、「ユニバーサル・メディア・ディスク(UMD)」と呼ばれる専用光ディスクのソフトが用意されている。



両者ともポータブルゲーム機として登場したが、最近ではゲームソフトに加え、語学や数学などの学習を補助するソフトが増えてきた。一部の小中学校では、英語を学習する教材としても使用されているほどだ。



・インターネット

DSは、別売の「ニンテンドーDSブラウザ」を用意することで、内蔵の無線LAN機能を利用して、公衆の無線LANエリア内や自宅や会社の無線LANアクセスポイントを経由して、ネットサーフィンを楽しめる。

PSPは、無線LAN機能とウェブブラウザを標準で内蔵しているので、公衆の無線LANや無線LANアクセスポイントがあれば、すぐにインターネットを満喫できる。またPSP専用のオフィシャルサイトでは、体験版や動画、壁紙、カスタムテーマを無料で配信しているほかに、PSPをネットワークで楽しむための情報なども提供されている。



PSPはDSに比べて画面が大きく解像度がぶん、インターネット上のホームページを閲覧するときに圧倒的に有利だ。ただDSは、タッチスクリーンによる直感的な操作ができるので、画面の見づらさはあるものの、扱い使いやすい。

DSの「ニンテンドーDSブラウザ」の画面PSPの「インターネットブラウザ」の画面
DSの「ニンテンドーDSブラウザ」の画面PSPの「インターネットブラウザ」の画面

・ワンセグ放送

DSは、別売のワンセグ受信アダプター「DSテレビ」を購入することで、ワンセグ放送を受信できる。上の画面をテレビ表示に、下画面を操作やツール表示部分にわけられ、タッチペンによる直感的な操作が可能だ。



データ放送やTV番組表は表示できないが、現在視聴しているチャンネルの「番組情報」や「次の番組情報」を表示できる。またDSテレビには、「専用外部アンテナ」が同梱されており、屋内の電波を受信しづらい場所でワンセグ放送を視聴する場合には、同アンテナを接続することで電波の受信状況を改善できる。



PSPは別売の「ワンセグチューナー(型番PSP-S310)」を用意することでワンセグ放送を受信できる。データ放送の表示にも対応しており、EPG番組表で番組情報を取得できるほか、番組を録画できる点がDSテレビよりも優れている。

DSの「DSテレビ」でワンセグ放送を見るPSPの「ワンセグチューナー」でワンセグ放送を見る
DSの「DSテレビ」でワンセグ放送を見るPSPの「ワンセグチューナー」でワンセグ放送を見る

・家庭用ゲーム機との連携

DSはWiiを利用することで、「みんなのニンテンドーチャンネル」の「DSダウンロードサービス」からDS用ソフトの体験版を入手できる。DSをWiiのコントローラとして使用することはできない。



PSPはPS3を利用してPSP用ソフトの体験版を入手できるほかに、PS3の出力画面をPSPの画面に映し出し、PS3の遠隔操作できる。加えて、初代PS向けソフトを含めたすべてのソフトをPSPの画面で楽しめる。

任天堂の「Wii」ソニーの「PS3」
任天堂の「Wii」ソニーの「PS3」

・店頭でのダウンロード体験

ニンテンドーDSは、販売店に設置された「DSステーション」と呼ばれるサービス端末を利用して、DSソフトの体験版や追加データなどを、本体に内蔵の無線LAN経由でダウンロードできる。



PSPは、「プレイステーションスポット」と呼ばれるサービス端末から無線LAN経由で、ゲームの体験版を入手して楽しめる。



・注目の周辺機器

DSは、「DS Lite振動カートリッジ」を接続することで、振動機能に対応したゲームで振動を得られる。また「スライドコントローラ」は、DS本体を前後左右に動かすことで、対応ゲームが楽しめる。「パドルコントローラ DS」により、ブロック崩しゲーム「アルカノイドDS」などの対応ゲームをパドルコントローラのダイヤルで操作できる。



PSPは、ワンセグチューナー以外の周辺機器も豊富だ。AVケーブルやD端子ケーブルなどを購入すれば、PSPの画面を家庭のテレビに出力できる。PSP専用GPS「GPSレシーバー」を接続すれば、PSPを本格的なカーナビゲーションシステムとして使用できる。PSP専用カメラ「ちょっとショット」を用意すれば、PSPの大きな画面をファインダーにして写真や動画を撮影できる。



■旧モデルとの違いは?

2007年9月20日、旧PSP(PSP-1000)の弱点であった小型化と軽量化がはかられた新PSP(PSP-2000)が発売となった。一方、ニンテンドーDS Liteの旧機種との違いも気になると思われるので簡単にまとめてみた。



●小さく軽くなった新PSP

新PSP(PSP-2000)は、旧PSP(PSP-1000)の基本性能とデザインを踏襲しつつ、軽量で薄型な筐体になった。旧PSPに比べて重量比約2/3以下の約189g(従来モデルは約280g)、厚さ約1/5の約18.6mm(従来モデルは約23.0mm)と、携帯しやすくなっている。



機能面は、PSP-2000はビデオ出力機能を新たに標準搭載され、PSPで遊んでいる画面をテレビに映し出すことができる。UMDから読み出したデータを一時的に記憶する機能を搭載し、ゲームプレイ中のUMDからの読み込み時間を短縮できるようになった。また従来のACアダプターによる充電に加えUSB接続でも充電できるようになった。



●圧倒的に小さいニンテンドーDS Lite

ニンテンドーDS Liteは、ニンテンドーDSとの互換性を保持しながら、本体サイズの薄型化と軽量化を図ったモデル。本体サイズはニンテンドーDSが本体サイズ縦84.7×横148.7×厚さ28.9mm、重さが約275gであるのに対し、ニンテンドーDS Liteは本体サイズが縦73.9×横133.0×厚さ21.5mm、重さが約218gと、かなりのスリム化と軽量化が図られている。



機能面は、ニンテンドーDS Liteはバックライトを4段階に調整できるようになり、バッテリー駆動時間も液晶の輝度で調整できるようになった。

上がPSP-2000、下がPSP-1000左がニンテンドーDS、右がニンテンドーDS Lite
上がPSP-2000、下がPSP-1000左がニンテンドーDS、右がニンテンドーDS Lite



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編集部:関口哲司

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