Yahoo!やGoogleなどの人気ポータルサイトから○○“API”公開といったニュースが話題に上るようになりました。



このAPIを利用しますと、ポータルサイトなどで提供されているサービスをほかのアプリケーションからでも利用できるようになるようです。例えば、「Google MAPS API」を使用すれば、自分で作成したプログラムでGoogle Mapの地図を表示することができるようになります。



そんな便利な“API”について、今回はみていきましょう。



■そもそも“API”って何?

API(Application Programming Interface):アプリケーション・プログラミング・インタフェースとは、アプリケーションから利用できる、オペレーティングシステムやプログラミング言語で用意されたライブラリなどの入り口となるものです。主にファイル制御、ウインドウ制御、画像処理、文字制御などのための関数として提供されます。また、それらを利用するためのプログラム上の手続きを定めた規約の集合です。開発者は、APIで機能を「呼び出す」だけで、自分でプログラミングすることなくその機能を利用したソフトウェアを作成することができます。



つまり、ソフトウェアの開発者がソフトウェアの機能をすべてプログラミングするのは無駄が多いので、共通で利用できる機能はそれらを利用すれば、高品質のソフトウェアを早くつくれるというけです。



APIの目的の一つは、ウィンドウやアイコンを描画するというような共通して使える機能(関数)を提供することです。そのような機能を使えばプログラマーは全部コーディングしなくても済むだけでなく、簡単に同じようなインタフェースを用意できるわけです。



■どんなAPIがあるのでしょうか?

APIを利用するには「どれだけWeb APIを知っているか?」が重要になります。ここでは、公開されている代表的なAPIを紹介します。



●Google

Googleのサービスに関連したAPIは、「Google APIs」というページで記載されています。APIを探すにはまずここをチェックするとよいでしょう。

Google Web API

Googleの検索機能やキャッシュを利用するためのAPIです。



Google Maps API

Google Mapsの情報を利用できるAPI。特定の場所を示したり、ふきだしに情報を表示させたりできます。



Google Calendar Data API

Google Calendarのデータを自由に加工するためのAPIです。



●YouTube

YouTube API

YouTubeにアップされている動画データやサムネイル情報の取得、検索に使えるAPIです。



●Yahoo!

Yahoo!デベロッパーネットワークというページに利用できるサービスが公開されています。日本語での解説があります。

Yahoo!検索API

Yahoo!の検索機能を使うためのAPI。Web、画像、動画などの各種検索にも対応しています。



Yahoo!オークションAPI

Yahoo!オークションのカテゴリ情報、商品リスト、出品リスト、検索、商品詳細などのデータを使えるAPI。



●はてな

はてなダイアリーで有名な「はてな」もたくさんのAPIを公開しています。はてなウェブサービスで紹介されています。はてなユーザーには便利なものが多いのが特徴です。

人力検索はてなおとなり質問API

ほかのユーザーが調べて答えてくれる「人力検索はてな」の検索APIです。



はてなブックマーク件数取得API

調べたいURLを入れて、それがどれだけブックマークされているか調べることができます。



●その他

Amazon Webサービス

Amazonが保有している各種データを利用できるサービスです。



Flickr API

写真共有サイトFlickerのタグデータや画像、ユーザー検索やデータの投稿もできるAPIです。



APIを利用する際はユーザー登録や公開APIの利用規約に同意をしなければいけません。



■APIの今後

複数のAPIを組み合わせて一つのWebサービスの機能のようにすることをマッシュアップ(Mashup)といいます。語源は、音楽用語のマッシュアップ(複数の音源を組み合わせるという意味)ですが、Webサービスに置き換えてITの世界でも使用されるようになりました。既存のWebサービスを組み合わせて、短期間でアプリケーション開発ができることから、新しい開発技法としても注目されています。



例としては、Google MapなどAPIが公開されているWebサービスを、CRMなどの企業アプリケーションと組み合わせた例などがIT情報誌などで報告されています。また、大規模災害時など緊急を要するソーシャル・プログラミングでの活用例として、ハリケーン・カトリーナの被害者救済サイトの構築などがあります。



このように“API”が公開されることによって、ポータルなどのWebサービスが、これまで以上に様々な場所で使いやすく提供されていくことでしょう。



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