Webページの利用で最も活用するものの1つは、検索ページではないだろうか。検索サイトでキーワードを入力し、目的のものを探す機会は多いだろう。そのほか、Webサービスの会員登録時に必要項目を入力するなど、文字を入力する機会は多い。
これらの文字入力をする際、文字数の少ないキーワードの入力ならまだしも、文字数が多い場合は手間がかかる。例えば、会員向けのサイトなどでは、サービスを利用するためにはログインIDやパスワードの入力が必要なことが多く、毎回同じ文字を入力しなくてはならない。これは結構、面倒だったりする。このようなとき、一度入力したことがあるキーワードや単語を、PC内に記憶しておいてくれるのが"オートコンプリート"機能だ。
覚えるのが大変なIDもパスワードを、複数記憶してくれるオートコンプリート機能だが、記憶内容を消したいときもあるはず。またセキュリティ上、記憶させないほうがよい場合もある。下記では、オートコンプリートを状況に応じて使い分けられるよう、その設定方法について説明しよう。
ところが、複数の人が利用する可能性があるPCでは、会員サイトのログイン用のIDやパスワードが自動入力できる環境だと、セキュリティ上、好ましくない。なのに、登録されたキーワードの消し方を知っている人は、意外と少ないのだ。
間違ったキーワードや、他人には知られない方がいい大事なパスワードは消しておいた方がいい、ということは分かっているが、消し方がわからなくてそのまま放置してはいないだろうか?
オートコンプリート機能の設定やクリアの仕方はそれほど難しくない。あらかじめ知っておいて、もっと上手に活用しよう。
●オートコンプリートとはこんなもの
オートコンプリートは、Webページ上の入力フォームで過去に入力した文字や、アドレスバーに入力したURLなど、最初の何文字かを入力した時点で、同じ文字から始まる過去の入力内容をリスト表示してくれる。
例えば、Googleで「検索エンジン」の用語を含むサイトを探してみようとした場合……(画面1)。検索用語を入力するフォーム「検索」と入力すると、過去に入力したことがある「検索」から始まる用語をリスト表示する(画面2)。
リストに入力したい対象の用語があれば選択する(画面3)。全部入力しなくても、過去に入力したことがあれば選択してフォームに入力できる(画面4)。
次のページでは、記憶する項目を選んで使い分ける技と、現在記憶している入力内容をクリアする技を紹介する。●記憶する項目を選んで使い分けよう
オートコンプリートで記憶する項目としては、[Webアドレス][フォーム][フォームのユーザー名およびパスワード]がある。
自分だけか使うPCなら、これらの内容を記憶させておくと便利だが、他の人が同じPCを利用する可能性がある場合は、気を使いたいところ。例えば、[Webアドレス]が記憶されていると自分がどんなサイトを見ているのかわかってしまうし、ユーザー名やパスワードを記憶していると個別向けのWebサービスを他人に利用されてしまうこともある。PCの利用状況によっては、オートコンプリートを切っておくとよいだろう。
設定は、[ツール]→[インターネットオプション]を選択し、[コンテンツ]タブにある[オートコンプリート]ボタンをクリックする。すると[オートコンプリートの設定]が表示されるので[オートコンプリートの使用目的]で記憶させたくない項目はチェックを外しておくとよい。
例えば、[Webアドレス]と[フォームのユーザー名およびパスワード]は記憶させたくないという場合、チェックを外して[OK]をクリックする(画面5)。
●現在記憶している入力内容をクリアしよう
すでにオートコンプリートで記憶している入力内容は、すべて消去できる。普段は、自分しか使わないのでオートコンプリートをオンにしているが、たまたま他の人が使うことになり、今まで記憶している内容を消したい……とか、誤入力のものまで記憶してしまっているので、消してすっきりしたい……など、記憶内容をクリアしたい要因はさまざま。
このようなとき、[オートコンプリートの設定]から、[フォームのクリア]ボタンをクリックすれば、記憶内容をすべて消せる。
[オートコンプリート履歴のクリア]にある[フォームのクリア]をクリックするとこれまで記憶されたすべてのオートコンプリートの履歴が消える(画面6)。
なお、[フォームのユーザー名およびパスワード]のチェックをオンにしている場合、入力内容は記憶されている。ユーザー名とパスワードが必要なサイトで過去に入力したことがあるサイトでは、ユーザー名を入力することで自動的にパスワードも入力される。パスワードの記憶のみをクリアしたいという場合は[オートコンプリート履歴のクリア]にある[パスワードのクリア]ボタンをクリックすることで、記憶されているパスワードだけを消すことが可能だ。
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編集部:篠崎 哲(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
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これらの文字入力をする際、文字数の少ないキーワードの入力ならまだしも、文字数が多い場合は手間がかかる。例えば、会員向けのサイトなどでは、サービスを利用するためにはログインIDやパスワードの入力が必要なことが多く、毎回同じ文字を入力しなくてはならない。これは結構、面倒だったりする。このようなとき、一度入力したことがあるキーワードや単語を、PC内に記憶しておいてくれるのが"オートコンプリート"機能だ。
覚えるのが大変なIDもパスワードを、複数記憶してくれるオートコンプリート機能だが、記憶内容を消したいときもあるはず。またセキュリティ上、記憶させないほうがよい場合もある。下記では、オートコンプリートを状況に応じて使い分けられるよう、その設定方法について説明しよう。
■知っ得 No.0015 一度入力した文字は記憶させて次回の入力を楽にしよう
Webページで過去に入力した内容を記憶してくれるオートコンプリートは、入力の手間を一気に省ける便利な機能。一度入力した文字は記憶しておいてくれるので、次回入力時はすべて入力しなくても最初の何文字かを入力するだけで過去に入力したことのある内容から選択できる。また会員サイトでは、IDを入力するだけで、過去に入力したパスワードを自動的に入力してくれたりもするから嬉しい。ところが、複数の人が利用する可能性があるPCでは、会員サイトのログイン用のIDやパスワードが自動入力できる環境だと、セキュリティ上、好ましくない。なのに、登録されたキーワードの消し方を知っている人は、意外と少ないのだ。
間違ったキーワードや、他人には知られない方がいい大事なパスワードは消しておいた方がいい、ということは分かっているが、消し方がわからなくてそのまま放置してはいないだろうか?
オートコンプリート機能の設定やクリアの仕方はそれほど難しくない。あらかじめ知っておいて、もっと上手に活用しよう。
●オートコンプリートとはこんなもの
オートコンプリートは、Webページ上の入力フォームで過去に入力した文字や、アドレスバーに入力したURLなど、最初の何文字かを入力した時点で、同じ文字から始まる過去の入力内容をリスト表示してくれる。
例えば、Googleで「検索エンジン」の用語を含むサイトを探してみようとした場合……(画面1)。検索用語を入力するフォーム「検索」と入力すると、過去に入力したことがある「検索」から始まる用語をリスト表示する(画面2)。
画面1 例えば、Googleで「検索エンジン」の用語を含むサイトを探してみようとした場合…… | 画面2「検索」と入力すると、過去に入力したことがある「検索」から始まる用語をリスト表示する |
リストに入力したい対象の用語があれば選択する(画面3)。全部入力しなくても、過去に入力したことがあれば選択してフォームに入力できる(画面4)。
画面3 リストに入力したい対象の用語があれば選択する | 画面4 全部入力しなくても、過去に入力したことがあれば選択してフォームに入力できる |
次のページでは、記憶する項目を選んで使い分ける技と、現在記憶している入力内容をクリアする技を紹介する。●記憶する項目を選んで使い分けよう
オートコンプリートで記憶する項目としては、[Webアドレス][フォーム][フォームのユーザー名およびパスワード]がある。
自分だけか使うPCなら、これらの内容を記憶させておくと便利だが、他の人が同じPCを利用する可能性がある場合は、気を使いたいところ。例えば、[Webアドレス]が記憶されていると自分がどんなサイトを見ているのかわかってしまうし、ユーザー名やパスワードを記憶していると個別向けのWebサービスを他人に利用されてしまうこともある。PCの利用状況によっては、オートコンプリートを切っておくとよいだろう。
設定は、[ツール]→[インターネットオプション]を選択し、[コンテンツ]タブにある[オートコンプリート]ボタンをクリックする。すると[オートコンプリートの設定]が表示されるので[オートコンプリートの使用目的]で記憶させたくない項目はチェックを外しておくとよい。
例えば、[Webアドレス]と[フォームのユーザー名およびパスワード]は記憶させたくないという場合、チェックを外して[OK]をクリックする(画面5)。
画面5 例えば、[Webアドレス]と[フォームのユーザー名およびパスワード]は記憶させたくないという場合、チェックを外して[OK]をクリックする |
●現在記憶している入力内容をクリアしよう
すでにオートコンプリートで記憶している入力内容は、すべて消去できる。普段は、自分しか使わないのでオートコンプリートをオンにしているが、たまたま他の人が使うことになり、今まで記憶している内容を消したい……とか、誤入力のものまで記憶してしまっているので、消してすっきりしたい……など、記憶内容をクリアしたい要因はさまざま。
このようなとき、[オートコンプリートの設定]から、[フォームのクリア]ボタンをクリックすれば、記憶内容をすべて消せる。
[オートコンプリート履歴のクリア]にある[フォームのクリア]をクリックするとこれまで記憶されたすべてのオートコンプリートの履歴が消える(画面6)。
画面6[オートコンプリート履歴のクリア]にある[フォームのクリア]をクリックするとこれまで記憶されたすべてのオートコンプリートの履歴が消える |
なお、[フォームのユーザー名およびパスワード]のチェックをオンにしている場合、入力内容は記憶されている。ユーザー名とパスワードが必要なサイトで過去に入力したことがあるサイトでは、ユーザー名を入力することで自動的にパスワードも入力される。パスワードの記憶のみをクリアしたいという場合は[オートコンプリート履歴のクリア]にある[パスワードのクリア]ボタンをクリックすることで、記憶されているパスワードだけを消すことが可能だ。
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編集部:篠崎 哲(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
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