仕事場でパソコンを使っていたら急に変な文字しか入力できなくなった。"NTT"と入力したのに、"みかか"としか表示されないとか…。



キーボードでの文字入力は、[ローマ字入力]または[カナ入力]の2通りで入力することが可能だが、通常はどちらかの入力方法に設定して使用する。ところが、普段[ローマ字入力]でキー入力をしている人が、[カナ入力]で設定されているPC使うと、入力操作に戸惑ってしまうどころか、文字入力がまともにできない、という状態に陥ってしまう。他人のPCならまだよいが、自分のPCを使っている間に、何らかのはずみで[ローマ字入力]が[カナ入力]に、またはその逆に切り替わってしまい、途方にくれたという経験はないだろうか?



こんなときに役立つのが、キーボードから[ローマ字入力]と[カナ入力]を切り替えられるショートカットキー。いちいち、文字入力システムの設定画面を開いて設定を切り替えなくてもキーボードから、即座に切り替えられる。何らかのはずみに入力方法が切り替わってしまうという症状は、じつはこのショートカットキーを、誤って押したことが原因なのだ。



[ローマ字入力]と[カナ入力]の切り替えショートカットキーは、を覚えておくとすぐに自分が普段利用している文字入力の方法に戻せるので、とても重宝する。以下の方法を覚えておいて、いつでも切り替えできるようにしておこう。


■知っ得 No.0006ショートカットキーで[ローマ字入力]と[カナ入力]を切り替える

[ローマ字入力]と[カナ入力]の入力方法の切り替えは、キーボードから[Alt]+[ローマ字]キーのショートカットキーで変更できる。このショートカットキーを押すたびに、[ローマ字入力]と[カナ入力]が交互に切り替わる。



[カナ入力]になっているときにキーボートの[A]キーを押すと「ち」が入力される(画面1)。

[A]キーを押すと「ち」が入力される
[A]キーを押すと「ち」が入力される

[Alt]キーを押しながら[ローマ字]キーを押して、入力を切り替える(画面2)。[ローマ字入力]になり、[A]キーを押すと「あ」が入力される(画面3)。

入力を切り替える[A]キーを押すと「あ」が入力される
入力を切り替える[A]キーを押すと「あ」が入力される

[Alt]と[ローマ字]キーは、隣り合わせのキーなので、間違って両方のキーを押してしまい[ローマ字入力]と[カナ入力]が切り替わってしまうことがよくある。入力方法を自分が利用しているタイプに戻せなくて、キー入力が思ったようにできなくなりパニックになるということがないように、切り替えの方法を覚えておこう。



参考までに、文字入力システムの設定画面から設定する方法も記述しておこう。

切り替えをWindows標準のMicrosoft IMEの設定画面から行う場合は、言語バーの[ツール]、メニューから[プロパティ]を選択する。次に[全般]タブにある[入力設定]にある[ローマ字/カナ入力]で、利用したい入力を選択する。



もうひとつ、市販の文字入力システムとして定評のあるATOKの場合の設定も紹介しておこう。ATOKパレットから[メニュー]をクリックし、[プロパティ(環境設定)]を選択する。[入力・変換]タブにある[入力]の項目にある[方法]の項目で、利用したい入力方法を選択すればOKだ。



Microsoft IMEの設定画面ATOKの設定画面
Microsoft IMEの設定画面ATOKの設定画面

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編集部:篠崎 哲(ジャムハウス)

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