今や友達との連絡や仕事のやりとりにと、生活の中で必要不可欠なメールですが、メールを使っていて一番頭を悩まされるのは"スパム"と呼ばれる迷惑メールでしょう。
人によって毎日、何十件、何百件ものメールが送られてくることもあり、重要なメールがスパムメールに埋もれて見逃してしまったという人も多いのではないでしょうか?
「1日にどれくらい迷惑メールが送られてきますか?」というアンケートでも、15%の人が1日50通以上の迷惑メールを受け取るという結果になっています。
そんな毎日のように大量に送られてくるスパムですが、いったい何のために、誰が送ってくるのでしょう?
また、しつこいスパムメールを防ぐには、どんな対策が必要なのか見ていきましょう。
また、広義には下記のものもスパムメールに含まれます。
・掲示板スパム:電子掲示板に書き散らされたメッセージのこと
・チャットスパム:チャットやインスタントメッセージに執拗に同じメッセージを流し、会話を妨害する目的の書き込みのこと
・コメントスパム:ブログのコメント欄に無差別に書き散らされるコメントのこと
・トラックバックスパム:無差別にトラックバックを行う行為のこと
・検索エンジンスパム:検索エンジンで自分のWebが検索結果の上位に表示されるように、何らかの仕掛けを行ったWeb及びその行為のこと
その語源は、イギリスのコメディ・グループ"モンティ・パイソン"の「スパム・スケッチ」という作品からきています。
レストランで料理を注文しようとした客が、ほとんど全てのメニューにスパム(ポークランチョンミート)が入っていることに抗議をしたところ、周囲の客に「スパム、スパム、スパム……」と連呼されたという不条理コメディです。そのあまりに迷惑な振る舞いがスパム業者にそっくりだと揶揄され、使われ始めたといわれています。
●営利目的
商品やサービスの購入を促すメールで、販売されている商品やサービスは、違法性があるもの、不当に高価なものが多く、注意が必要です。また、これらのメールには「ご連絡を頂ければ二度と配信いたしません」と書かれているものもありますが、うっかり返信してしまうと、そのアドレスが有効であることが相手に分かり、かえってスパムを増やしてしまうことになります。
●詐欺目的
有名企業を装ったり、発信元を偽装して、企業や個人の情報や金銭を奪うことが目的のスパムです。有名な手法には、本物そっくりの偽サイトをつくって、クレジットカード番号やパスワードを盗む"フィッシング詐欺"や、架空請求を送りつけ、指定した口座に金銭を振り込ませる"振り込め詐欺"などがあります。
●チェーンメール
不特定多数にメールを広めることを目的にし、知人に転送するよう書かれたメールです。チェーンメールはねずみ算式にメールが増え、ネットワークに負荷をかける原因となるので、このようなメールが届いたときはむやみに転送するのは避けましょう。
●ウイルスが発信したもの
PCに感染したウイルスが、そのPCを利用して自動的に送ってくるメールです。これらのメールに添付されたファイルを不用意に開くと、ウイルスに感染する恐れがあります。しかも、発信者のメールアドレスは詐称されていることが多く、発信者がウイルスに感染しているとは限りません。
方法としては、Webや掲示板などに記載されたアドレスをロボットで大量収集したり、懸賞応募やネットサービスへの登録などで集められた個人情報の流出、辞書にある単語や文字の組み合わせを試してメールアドレスのリストを作成する"辞書式"などさまざまあります。また、メールアドレスはネット上で半ば公然と売買され、それらの手段で集められることもあります。
●スパムに返事をしない
安易にスパムに返事を送ってしまうと、そのアドレスが"生きている"ことが分かり、逆効果となってしまいます。スパムには返事をしないことを心がけましょう。
●HTML形式のスパムは開かない
HTML形式のメールは、様々な画像や効果を表示することができます。その仕組みを悪用し、"Webビーコン"と呼ばれる罠を仕掛け、受信者がメールを開けたかどうか確認できるようにするものがあります。「メールを開ける=有効なアドレス」ということが相手に伝わるため、HTML形式のスパムは開かないようにするか、テキスト形式で読んで判断するようにしましょう。
●フリーメールを活用する
メーリングリストやネットサービスへの登録、掲示板への書き込みなど、人目に触れやすい場所にアドレスを書き込む際は、フリーメールを使うようにしましょう。フリーメールなら、スパム業者にアドレスを知られ、大量にメールがくるようになっても、そのアドレスを破棄することができます。
●ユーザ名に注意する
スパム業者がアドレスを洗い出す手法の一つに、メールアドレスの自動生成プログラムがあります。あるドメインに対して一定の規則で生成したアドレスに、手当たり次第スパムを送信します。そのため、規則性があるアドレスより、ランダムな英数字からなるアドレスを使った方がいいでしょう。
●スパムフィルターを利用する
それでも大量に送られてくるしつこいスパムには、"スパムフィルター"が有効です。スパムフィルターとは、スパムの受け取りを阻止するための機能やソフトの総称です。スパムが持つ特有の単語などから文章を認識し、そのメールがスパムかどうかを自動で判別してくれるもので、受信サーバに実装されたもの、フィルター機能を搭載したメールソフト、スパムフィルター機能をもったウイルス対策ソフトなどもあり、かなりの精度の高さでフィルタリングしてくれます。
また、詐欺の疑いがあるメールを受け取って不安を覚えたら、迷惑メール相談センターなどに相談するのがいいでしょう。
■こちらもオススメ!気になるトレンド用語
・フィッシング詐欺、その時あなたはどうする?手口と予防
・陰陽師が"レッツゴー"ってなんだ?愉快痛快「レッツゴー!陰陽師」の謎
・"○"じゃない!とっても怖いマルウェアってなに?
・いまさら聞けない?初心者のためのツンデレ
・知らなきゃ赤っ恥!? 大人の新常識「気になるトレンド用語特集」
■迷惑メール相談センター
■無料のスパムフィルター「POPFile」
■スパムフィルター付き無料メールソフト「ThunderBird」
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人によって毎日、何十件、何百件ものメールが送られてくることもあり、重要なメールがスパムメールに埋もれて見逃してしまったという人も多いのではないでしょうか?
「1日にどれくらい迷惑メールが送られてきますか?」というアンケートでも、15%の人が1日50通以上の迷惑メールを受け取るという結果になっています。
そんな毎日のように大量に送られてくるスパムですが、いったい何のために、誰が送ってくるのでしょう?
また、しつこいスパムメールを防ぐには、どんな対策が必要なのか見ていきましょう。
■スパムメールとは
スパムメールとは、受信者の意向を無視して、無差別かつ大量に一括送信される電子メールのことをいいます。これらのスパムメールの内容のほとんどは"広告"で、広告メールの本文にアダルトサイトへの勧誘やワンクリック詐欺へのURLが記されていることもい多くなっています。また、広義には下記のものもスパムメールに含まれます。
・掲示板スパム:電子掲示板に書き散らされたメッセージのこと
・チャットスパム:チャットやインスタントメッセージに執拗に同じメッセージを流し、会話を妨害する目的の書き込みのこと
・コメントスパム:ブログのコメント欄に無差別に書き散らされるコメントのこと
・トラックバックスパム:無差別にトラックバックを行う行為のこと
・検索エンジンスパム:検索エンジンで自分のWebが検索結果の上位に表示されるように、何らかの仕掛けを行ったWeb及びその行為のこと
■スパムの語源
ところで、"スパムメール"という名前は、どうしてついたのでしょうか?その語源は、イギリスのコメディ・グループ"モンティ・パイソン"の「スパム・スケッチ」という作品からきています。
レストランで料理を注文しようとした客が、ほとんど全てのメニューにスパム(ポークランチョンミート)が入っていることに抗議をしたところ、周囲の客に「スパム、スパム、スパム……」と連呼されたという不条理コメディです。そのあまりに迷惑な振る舞いがスパム業者にそっくりだと揶揄され、使われ始めたといわれています。
■スパムの内容ってどんなものがあるの?
スパムの内容は、会員制の出会い系サイトやアダルトサイト、ネズミ講、マルチ商法、勧誘販売の広告がほとんどです。●営利目的
商品やサービスの購入を促すメールで、販売されている商品やサービスは、違法性があるもの、不当に高価なものが多く、注意が必要です。また、これらのメールには「ご連絡を頂ければ二度と配信いたしません」と書かれているものもありますが、うっかり返信してしまうと、そのアドレスが有効であることが相手に分かり、かえってスパムを増やしてしまうことになります。
●詐欺目的
有名企業を装ったり、発信元を偽装して、企業や個人の情報や金銭を奪うことが目的のスパムです。有名な手法には、本物そっくりの偽サイトをつくって、クレジットカード番号やパスワードを盗む"フィッシング詐欺"や、架空請求を送りつけ、指定した口座に金銭を振り込ませる"振り込め詐欺"などがあります。
●チェーンメール
不特定多数にメールを広めることを目的にし、知人に転送するよう書かれたメールです。チェーンメールはねずみ算式にメールが増え、ネットワークに負荷をかける原因となるので、このようなメールが届いたときはむやみに転送するのは避けましょう。
●ウイルスが発信したもの
PCに感染したウイルスが、そのPCを利用して自動的に送ってくるメールです。これらのメールに添付されたファイルを不用意に開くと、ウイルスに感染する恐れがあります。しかも、発信者のメールアドレスは詐称されていることが多く、発信者がウイルスに感染しているとは限りません。
■どうやってアドレスは集められるの?
誰にもアドレスを教えていないのに、スパムメールが届いたということはありませんか?スパム業者は一体どのようにアドレスを集めているのでしょう。方法としては、Webや掲示板などに記載されたアドレスをロボットで大量収集したり、懸賞応募やネットサービスへの登録などで集められた個人情報の流出、辞書にある単語や文字の組み合わせを試してメールアドレスのリストを作成する"辞書式"などさまざまあります。また、メールアドレスはネット上で半ば公然と売買され、それらの手段で集められることもあります。
■スパムメールへの対策
一方的に送りつけられるため、スパムを完全に防ぐのは難しいですが、ちょっとした心がけである程度の自衛が可能です。●スパムに返事をしない
安易にスパムに返事を送ってしまうと、そのアドレスが"生きている"ことが分かり、逆効果となってしまいます。スパムには返事をしないことを心がけましょう。
●HTML形式のスパムは開かない
HTML形式のメールは、様々な画像や効果を表示することができます。その仕組みを悪用し、"Webビーコン"と呼ばれる罠を仕掛け、受信者がメールを開けたかどうか確認できるようにするものがあります。「メールを開ける=有効なアドレス」ということが相手に伝わるため、HTML形式のスパムは開かないようにするか、テキスト形式で読んで判断するようにしましょう。
●フリーメールを活用する
メーリングリストやネットサービスへの登録、掲示板への書き込みなど、人目に触れやすい場所にアドレスを書き込む際は、フリーメールを使うようにしましょう。フリーメールなら、スパム業者にアドレスを知られ、大量にメールがくるようになっても、そのアドレスを破棄することができます。
●ユーザ名に注意する
スパム業者がアドレスを洗い出す手法の一つに、メールアドレスの自動生成プログラムがあります。あるドメインに対して一定の規則で生成したアドレスに、手当たり次第スパムを送信します。そのため、規則性があるアドレスより、ランダムな英数字からなるアドレスを使った方がいいでしょう。
●スパムフィルターを利用する
それでも大量に送られてくるしつこいスパムには、"スパムフィルター"が有効です。スパムフィルターとは、スパムの受け取りを阻止するための機能やソフトの総称です。スパムが持つ特有の単語などから文章を認識し、そのメールがスパムかどうかを自動で判別してくれるもので、受信サーバに実装されたもの、フィルター機能を搭載したメールソフト、スパムフィルター機能をもったウイルス対策ソフトなどもあり、かなりの精度の高さでフィルタリングしてくれます。
また、詐欺の疑いがあるメールを受け取って不安を覚えたら、迷惑メール相談センターなどに相談するのがいいでしょう。
■こちらもオススメ!気になるトレンド用語
・フィッシング詐欺、その時あなたはどうする?手口と予防
・陰陽師が"レッツゴー"ってなんだ?愉快痛快「レッツゴー!陰陽師」の謎
・"○"じゃない!とっても怖いマルウェアってなに?
・いまさら聞けない?初心者のためのツンデレ
・知らなきゃ赤っ恥!? 大人の新常識「気になるトレンド用語特集」
■迷惑メール相談センター
■無料のスパムフィルター「POPFile」
■スパムフィルター付き無料メールソフト「ThunderBird」
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