ソフトバンク株式会社は2010年2月2日、インターネットを利用したライブ動画の配信サービスを提供する、Ustream, Inc.に対し、2010年1月29日に約2,000万米ドル(約18億円、出資比率13.7%)を出資したと発表した。

今後2011年7月までに追加で株式を取得できるすべてのオプションを行使した場合には、合計で約7,500万米ドル(出資比率30%強)の出資になり、同社の筆頭株主になる予定。

「ソフトバンクグループでは、今回の Ustreamへの出資も含め、引き続きグループ内におけるさまざまなシナジーの創出を図ってまいります。」と、コメントしている。

■Ustreamって、なに?
Ustreamは2007年3月に事業を開始し、PCやスマートフォンを通じて、誰でも美しいライブ動画を配信・視聴でき、また配信された動画をいつでも視聴できるサービスを提供している。月間で5,000万人以上の視聴があり、メディア・コンテンツホルダーと連携した多くのプレミアムコンテンツ(映画や音楽、スポーツ関連映像など)も配信している。

また、TwitterやMySpaceとも連携しており、ユーザー同士が映像を見ながらコミュニケーションをとることができる。さらに、iPhoneでのアプリケーションのダウンロード数は150万を超え、利用者数は急増しており、今後さらなる成長が期待されている。

■ソフトバンクの現状は?
ソフトバンクグループはすでに、世界最大級のSNS向けアプリケーションプロバイダーであるRockYou, Inc.(月間訪問者数約2.5億人)や、中国で最大規模のSNSサイト「人人(レンレン)」などを運営するOak Pacific Interactive(オーク・パシフィック・インタラクティブ、OPI、約1.2億人)などの新世代のインターネットサービスを提供する有力な海外企業に出資をしている。

RockYou, Inc.とは、2009年2月にロックユーアジア株式会社を設立し(主な株主:ソフトバンク44%、RockYou, Inc. 44%、ガンホー・オンライン・エンターテイメント 9%)、すでに日本およびアジア各国の文化や習慣に合わせて新しいテイストを加えたアプリケーションを提供している。

Ustream, Inc.への出資について
ソフトバンク株式会社

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