家電というと、液晶テレビやブルーレイレコーダー、デジタルカメラなどのAV家電が主役と思いがちだが、今、生活家電の進歩に隠れた注目が集まっていることをご存じだろうか。

とくに調理家電の進歩は著しく、現在の調理家電の売り場を覗くとわかるが、そのハイテクぶりには驚くばかりだ。

調理家電のハイテク化に拍車をかけているのが、主婦の調理にかける時間の減少だ。安全・安心・経済的な手作り食のニーズが高まる一方、作り置きや下ごしらえ、ホームフリージングなど、時間を有効に使う調理スタイルが増加しているのだ。

こうしたニーズに応えるために、パナソニックはスチームオーブンレンジ「3つ星 ビストロ」 NE-Rシリーズを開発した。 NE-Rシリーズは、短い時間で調理するために独自の工夫が盛り込まれている。

そこで今回は、これまでの調理時間を劇的に短縮する、パナソニックの新レンジ NE-Rシリーズにフォーカスしてみた。
■調理時間を短縮させる2つの技術
パナソニックの NE-Rシリーズは、調理時間を短縮させるために、他社のレンジにはない2つの技術が盛り込まれている。

●凍ったままグリルを実現 - グリル皿と3Dアンテナ制御の工夫
新製品の特長のひとつは、ホームフリージングをした食品を解凍しながら一気に焼き上げられる点だ。まず、新しく開発された「ビストログリル皿」は、マイクロ波を通過させやすいように、4つのスリットが設けられている。

マイクロ波を放出させる3Dアンテナは、前後方向に停止させることで、食品にあたるマイクロ波量を従来機に比べて約20%増やし、解凍時間を短くすることに成功した。また、3Dアンテナを左右方向に停止させることで、グリル皿の発熱性が高め、食品底面を効率よく加熱し、高火力の「光ヒーター」で食品上部をこんがり焼き上げて仕上げるのだ。

●グリルとレンジを同時に調理 - 合わせ技セット
新製品のもうひとつの技術は、「焼き物」と「煮物」を同時に調理できる点だ。NE-Rシリーズでは、上段の光ヒーターでグリル調理(焼き物・揚げ物)、下段の3Dアンテナでレンジ調理(煮物・ゆで物・汁物・炒め物)を一度に作ることができる。

同時調理と言っても、調理の組み合わせは「合わせ技セット」メニューから選択するだけの手軽さだ。
たとえば、「パスタセット」はパスタの下ゆでが不要で、肉・魚・野菜などの「おかず」と同時に調理でき、「おこわセット」は「おこわ」と「おかず」を調理することができる。

パナソニックの NE-Rシリーズは、冷凍から一気に焼き上げる技術と、グリルとレンジを同時に調理する合わせ技で、調理時間を大幅に短縮できるわけだ。

パナソニック

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