猛暑も終わり、9月を迎えて涼しさとともに生活も落ち着きを見せてきた。2月と8月は物販にとって、底を打つ期間として知られているが、ネットオークションも似たようなものだ。8月末から生活に優しい破格値オークション路線を打ち出すと名言していたエイラクセンは、その後、どうなったのだろうか。

オーナーに連絡を取ってみた。

9月からの新機軸、生活用品系の落札状況の資料が送られてきた。
落札品のリストをみると、9月1日の調理器具(フライパン)をはじめとして、健康器具や浄水器などの生活用品9割以上の割引率で落札されているのが顕著に見られる。

面白いのは、9月14日に「肉の万世の黒毛和牛焼肉セット」が616円で落札されている。なんとも生活感溢れる落札リストとなっており、ほかのオークションサイトとは、かなり違った独自路線ができつつあるようだ。

生活用品が加わったことで、以前から出品されているゲーム機、iPodなどAV家電も落札されており、サイト全体としては参加者の多様なニーズに対応できるようになっている。

オーナーによると、生活用品で入札数が上向いてきたことから、秋のシルバー連休(9月18日~20日)に、IH調理器、PSP、家庭用プラネタリウムを出品、さらに連休明けからは、TIGERスパートブレンダーやT-falの調理器具、人気のスチームケースなどのオークションを開始するという。また9月24日金曜日には「平成22年度産 新米ふさおとめ5Kg」とサントリー「天然水」18Lのセットを出品する予定とのことだ。

こうした特色のある生活密着型で商品を増やし、多様な参加者を募ることにより、サイトの活性化をはかりたいとのことだ。どうやらエイラクセンも独自のオークション路線をみつけつつあるようだ。

あとは、9月の採算面はどうなっているのか? 入札数は上向いてきたが、利益はどうなっているのだろうか。気になるところだ。それは次回に・・・。


オークションゲーム エイラクセン

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