国内のパソコン市場において、NECとともに圧倒的なシェアを誇る富士通が来年の地上デジタル放送への移行を見据え、新製品を投入する。

富士通は2010年9月29日、個人向けパソコン「FMVシリーズ」のラインナップを一新し、計7シリーズ20機種を10月7日より発売すると発表した。

今回の新製品は、デジタル3波対応機種や2番組同時に長時間録画できる「長時間10倍ダブル録画」機能対応機種の拡充や、3D放送対応機種の拡充など、テレビをもっと楽しむための機能を強化した。さらに、ワンランク上のハイビジョン動画に最適な高性能CPU「インテル Core i5-560M プロセッサー」を多くの機種で搭載。Blu-ray Discドライブと組み合わせて、ハイビジョン動画を快適に楽しめるラインナップを拡充した。

■デジタル放送を楽しむ機能を強化
エンターテインメント液晶一体型「FHシリーズ」は、地上・BS・110度CSデジタル放送を2番組同時に長時間録画できる「長時間10倍ダブル録画」に対応した機種を4機種に拡充して提供する。

ハイビジョン画質のままで2番組同時に長時間録画できるので、キレイなままの画質でたっぷり録画してデジタル放送を楽しむことができる。大容量約1TBのハードディスクを搭載しているので、最大約870時間の録画が可能だ。放送波や放送時間、録画時間を気にすることなく、テレビをどんどん楽しむことができる。

また、3D放送に対応した機種を23型ワイド液晶搭載のデスクトップから15.6型ワイド液晶搭載のノートブックまで選べる3機種をラインナップした。パナソニック製デジタルビデオカメラで撮影した3D映像の再生や、富士フイルム株式会社製デジタルカメラで撮影した3D写真を表示でき、充実した機能で3Dの楽しみをさらに広げてくれる。

■ワンランク上の高性能CPU
ハイビジョン動画の変換時間などを約10%短縮することができる、ワンランク上のハイビジョンに適した高性能CPU「インテル Core i5-560Mプロセッサー」をノートブック「LIFEBOOKシリーズ」では5機種、デスクトップ「ESPRIMOシリーズ」では2機種に搭載した。

「インテル ターボ・ブースト・テクノロジー」にも対応し、最大周波数は3.20GHzを実現している。Core i5シリーズの中でも一歩上の性能により、快適な操作環境を実現した。Blu-ray Discドライブとの組み合わせで、編集したハイビジョン動画をキレイなままで保存できるなど、ハイビジョン動画に最適なハイスペックパソコンとなっている。

■使う人にやさしい機能を搭載
FMVシリーズはパソコンを使う人のことを考えて、使い勝手を向上する機能や、利用環境を快適にする機能を強化した。

・自動で画面をON/OFFする「人感センサー対応Webカメラ」
人の顔を検出する富士通独自の技術「Sense YOU Technology」により、パソコンの前から離れると自動的に画面が「オフ」になり、再びパソコンの前に戻ると画面が「オン」になる。席を外したときに画面が「オフ」になっても、席に戻ればキーボードやマウス操作なしですぐにパソコンの使用を再開することができる便利な機能を搭載した。

・パソコンで初めて「ナノイー」発生ユニットを搭載
エンターテインメント液晶一体型「FH900/5BM」「FH700/5BD」の本体背面に「ナノイー」発生ユニットをパソコンで初めて搭載した。

※「ナノイー」は空気中の水分を集めてできた水に包まれた微粒子イオン。「ナノイー」技術によって、空気を清潔に
保つことができる

富士通

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