オーバークロックの世界では、その名を知らない者はいない、日本が誇る世界のオーバークロッカーduck氏から突然、編集部に1通のメールが届いた。なんと!ギネス級の世界記録を達成したというのだ。

duck氏といえば、「とんでもない世界記録!duck氏が米国でオーバークロックの世界一を達成」で紹介したとおり、先月、アメリカで7.3GHzのCoreシリーズCPUの世界記録を達成し、全世界の度肝を抜いた人物だ。

duck氏によると、今回はintel Celeron D 360 プロセッサーを使用し、全市販CPU史上で最高クロックとなる8242.45MHz(約8.2GHz)の世界記録を達成したというのだ。これは前回の記事の「とんでもない世界記録」を通り越して、ギネスものの記録と言っても過言ではないだろう。

もともとduck氏は、Max-Clockの記録として、Pentium 4で8.2GHzという世界記録を約3年前から保持していたそうだ。当時はCPU-Zのバリテーションが最優先ではなかったため、 8.18GHzまでしかCPU-Zは取得しておらず、 CPU-Zのランキングでは今年の頭に追いつかれていたのだという。

duck氏いわく、『「目には目を...」ということで先日、duck氏もCeleronを持ち出し、 抜いておきました。」とのこと。 史上初の8.2GHz超えという、まさにギネス級のバリテーションを達成した。

これにより、duck氏は先月のアメリカでのCoreシリーズの世界記録、それ以前のシリーズの全ての市販CPUで頂点に立ったことになる。

duck氏の次の目標は、どこにあるのか?

duck氏は、「今回は途中でマザーボード(M/B)が故障し、中断したので、まだ70%くらいの力だと思います。限界は多分?8.4~8.5GHzくらいだと 思われますので、今後はM/Bを交換してマイペースで世界の頂点を守っていこうと思います。」と、世界一を守っていく決意を明らかにした。

オーバークロック世界一の座は、世界中のオーバークロッカーが常にねらっているものだ。その世界記録をずっと保持し続けるduck氏は、オーバークロック界の勇者と言っても過言ではないだろう。続報が入ったら、またお伝えしたい。

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