高速かつシンプルで使いやすくなったInternetExplorer 9(IE9)だが、Windows 7と組み合わせることで、さらに便利に扱えるようになる。

今回マイクロソフトが注力しているキーワードが「洗練」だ。

このテーマの元、Windows 7へ最適化することで、より効率的で快適なブラウザに生まれ変わったといってもいいだろう。

■ワンクリックナビゲーションへ
今までのブラウザは、目的のサイトを表示させるのに何回もクリック(アクション)が必要だった。それは、多機能なブラウザやパソコンでは仕方ないものだと思われていた。

これまでは、まずIEの起動にクリック、目的のサイトを探すため検索窓にキーワードを入力してクリック後、またはお気に入りをクリック。目的のサイトにセクセスし、そこから目的のページに移るのにさらにクリックと、実に数多くのクリックをしなければ、目的のサイトにたどり着けなかった。

ところがIE9では、Webサイト側でジャンプリストを実装していれば、一度ピンドモードでタスクバーに固定しておくだけで、サイトのページがジャンプリストに表示されるので、そこから一気に使いたいサイトにワンクリックでアクセスできるのだ。

またサイト側にとっては、ジャンプリストに独自のカテゴリやページを指定しておけば、素早くユーザーにアクセスしてもらえるようになるわけだ。
ジャンプリストでワンクリックでアクセス

たとえば、livedoorのサイトであれば、ニュースやブログ、ブロゴスといったコンテンツにジャンプリストから素早くアクセスできるようになる。また、面倒なログインページにもワンクリックでたどり着けるので、時間を効率的に使えるのだ。


livedoorを閲覧するのにどのブラウザを使いたい?


■大型ファビコンで一目でサイト確認
IE9は、Windows 7と組み合わせることで、さらに使いやすくなる。IE9のタブを
タスクバーにドラッグ・アンド・ドロップすることで、そのWebサイトをタスクバーに登録することができる。

複数のサイトを、まるでアプリケーションのように扱えるわけだが、たくさんのサイトを同時に使えば、少々困ったケースも出てくる。Windowが重なり、どのサイトがどのWindowなのかわかりづらくなることだ。

この問題にもIE9は、細かい配慮で対応している。それカラーとファビコンだ。

タスクバーに登録して起動したWebサイトは、一番よく使う「戻る」「進む」ボタンがサイトの基調カラーになるのだ。さらに、登録したWebサイトに戻るためのファビコンが「戻る」ボタンのすぐ左に表示され、瞬時に登録したWebサイトに戻ることができる。
「戻る」「進む」ボタンがサイトカラーに変わる

「戻る」「進む」ボタンの色とサイト独自のファビコンで、どのサイトなのかが一目瞭然というわけだ。

ファビコンはこれ以外にもタスクバーでの表示や前回お伝えした新しいタブを表示するときのウィンドウなどさまざまなところで利用されている。ブランディングに大いに利用しよう。
「戻る」「進む」横にもlivedoorファビコンが表示される

IE9では、Windows 7の環境に最適化することで、IE9自身のナビゲーションを限りなく向上させることができるわけだ。

livedoorを閲覧するのにどのブラウザを使いたい?


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