エコポイントが半減する直前となった11月に過去最高の販売台数を記録した地上デジタル放送対応テレビは、この機会に購入した人も多く、総務省の調査で90%を超えるほどまで普及率が上昇した。
一方、クルマはどうだろう。最近ではテレビを搭載しているクルマも多いが、地デジ化が進んでいるのだろうか。

オートバックスセブンは1月、クルマの地デジ化がどのくらい進んでいるのか、地上はデジタル放送に関する意識調査を実施した。

車内で地デジを視聴できる環境にあるユーザーは全体の44%と半数以下で、家庭に比べて著しく遅れていることが明らかになった。
ただし、地デジ化していないユーザーの51%は、地デジチューナーもしくはチューナー内蔵のカーナビゲーションの購入を考えている。購入時期は、アナログ放送が終了する直前が31%と最多だ。購入を考えているのはフルセグチューナーが75%で、ワンセグチューナーの18%を圧倒している。クルマの地デジ化に当たっては、「どのくらい費用がかかるかわからない」が53%と、費用面を懸念しているユーザーが最も多い。

すでに、地デジ化しているユーザーについて、購入したものは、地デジチューナー内蔵のカーナビゲーションが68%、地デジチューナーが18%という順だ。チューナーのタイプはフルセグチューナーが66%を占める。

地デジ化の予定がないユーザーもいて、しない理由は「クルマの中にはテレビは必要ないと考えていた」が最も多く、52%となった。チューナーが高価と答えたユーザーは7%にとどまっている。それは2006年にはフルセグチューナーが10万円程度であったものが、2011年1月には3万円程度までに価格が下がったことが要因だ。

オートバックスで販売している地デジチューナーの約8割がフルセグタイプとなっていて、人気が高い。家庭用テレビを地デジ化した次は、クルマを地デジ化してみてはいかがだろう。

オートバックスセブン

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