プロジェクター携帯新定額サービスなど、常に新しい展開を実施しているドコモがまた新たな製品を投入することが明らかとなった。

ドコモは2011年2月3日、バカラとのコラボレーションモデルとして「SH-09C」を開発し、2011年3月に発売予定であることを発表した。

「SH-09C」は、ドコモとバカラによる、夢のコラボレーションケータイだ。バカラのカットをイメージしたバカラレッドのフロントパネルに、同じくブランドを象徴する燭台(しょくだい)をモチーフにデザインした点が大きな特長と言える。

サブディスプレイのアニメーションでキャンドルの炎を表現し、フロントパネルの燭台に灯りをともすことができる。内蔵コンテンツも、バカラの代表作品が登場するオリジナル仕様となっている。

待受画面・メニュー画面にはシャンデリア・燭台を、発着信画面・メール送受信画面にはグラスとタンブラーをデザインし、数々のスペシャルな仕様が、バカラの世界観を表現している。

また、指定の名前や好みのメッセージを入れたリアカバーを一つプレゼントする期間限定のメーカーキャンペーンも実施する予定。メモリアルな1台として使えるわけだ。

ドコモがバカラとのコラボレーションに踏み切ったのは、バカラのブランドにある。フランスのクリスタルガラスのメーカーであり、日本ではグラスが有名だ。バカラは製品に対する品質基準が高く、3~4割の製品は世の中に出回らずに破棄されてしまうという。

そういうバカラであるから、フランス王室はもちろん、イギリス王室やロシア皇室、モロッコ王室・タイ王室、さらに日本の皇室までも、バカラを愛用している。ドコモとしては、バカラとのコラボレーションにより、高品質なケータイを販売しているイメージを、今まで以上にアピールしたいのだろう。

ドコモのブランド戦略は、ユーザーに受け入れられるだろうか。

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