テレビの販売が大きく落ち込んだり製品の出荷台数で競い合ったりと、どの分野に資産を投入するのか、どのような方向で事業を進めるのかといった経営判断が企業の業績に及ぼす影響は大きい。ただし、この経営について、ITが貢献していると感じている企業と、感じていない企業があるらしい。いったいその差はどこにあるのだろうか。

NTTデータ経営研究所とクニエは共同で、「IT組織の成功要因に関する調査」を実施した。その結果から、ITをどのように導入すればいいのかが見えてきた。

ITの経営貢献を実感している企業は、IT投資の姿勢が積極的で、IT組織の企画・提案力が高く、IT組織と経営・業務部門との関係が強く、各業務部門でITリテラシの確保できている割合が高いことがポイントとなっている。
IT投資の姿勢が積極的な企業がITの経営貢献を実感しているとのことだが、この傾向は非製造業で高い。これは、非製造業の提供するサービスの価値を向上させることに対して、ITが貢献できる余地が大きいためとしている。
このほか、たとえば、IT組織の企画・提案力を見ると、コアになる事業とノンコアの事業の見極め、企画機能を内部に持つこと、ナレッジの共有・活用が、企画・提案力を持つための手段として効果的らしい。IT組織と経営・業務部門の関係を強くするためには、IT業務を見えるようにすること、IT組織運営の成果が分かるような仕組みを整備することが重要とのこと。ITリテラシを確保するためには、IT教育の実施、業務部門へのIT担当の設置、マニュアルを整備するなど支援体制の整備が有効としている。このITリテラシの確保については、特にITの経営貢献を実感できている企業とできていない企業での差が大きいため、改めて検討する価値があると分析している。

このようにITを効果的に導入することで、ITが経営に貢献できるのだ。ITを導入したが、業績が上がらないという場合は、この調査結果から見えてきたIT導入に関するポイントを見直してみるのもいいだろう。

NTTデータ経営研究所

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