IT市場の主役をPCから奪うと予想されているスマートフォンでは、iPhoneとAndroidの主導権争いが激化している。各キャリアも、これから発売する携帯電話のうち、約半数をスマートフォンにすることを明らかにしているが、ユーザーはスマートフォンに満足しているのだろうか。
スマートフォンの満足度が、マクロミルの「スマートフォンに関する調査」から明らかになった。

満足度では、「満足している」14%、「まあ満足している」57%と計71%が満足している結果となっている。そのなかでも、iPhoneユーザーは80%が満足していて、Androidユーザーの64%が満足していると比べると、iPhoneの高さが分かる。

満足している点は、「デザイン」55%、「液晶画面の大きさ」50%という順だ。しかし、iPhoneでは、「デザイン」55%が1位で、次いで「アプリの豊富さ」50%となっている。Androidでは「液晶画面の大きさ」52%が1位で、「本体の形状・サイズ」47%、「デザイン」47%と続く。iPhoneはカッコよさ、Androidは実用性と満足している点が異なるのだ。
一方、不満な点ではiPhone、Androidとも「バッテリーの持ちの悪さ」が6割を超えている。

そんなスマートフォンを購入したきっかけは、「PCサイトを閲覧できるから」が78%で最多となり、次いで「アプリが豊富」60%だった。実際に購入するときに重視した点は、「デザイン」50%、「操作性」42%、「本体の形状・サイズ」37%という順だ。

実際に使いこなせているというと、なかなか難しいようだ。使いこなし度と0~100%で回答してもらった結果では「80%以上」が21%だったのに対して、「50%未満」は37%と高い。年代別では、若いほど使いこなしていると感じているユーザーが多かった。

デザイン、液晶画面の大きさなどに満足している反面、実際は使いこなせていないと感じているユーザーが結構多いという結果が分かった。今後スマートフォンは、実用面、操作面でもっと使いやすくなる必要がありそうだ。

マクロミル

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