3倍速く、さらにできるようになったKingstonのデュアルインターフェイスUSBメモリ「DataTraveler microDuo」

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以前『PCを使わずにスマホ同士でデータ交換ができるKingstonのUSBメモリ「DataTraveler microDuo」』というレビュー記事でKingston TechnologyことKingstonのデュアルインターフェイスUSBメモリ「DataTraveler microDuo」という製品を紹介した。

この製品、USBメモリに一般的なUSB-Aコネクタに加えmicroUSB端子を搭載しておりPCだけでなくOTG対応のスマートフォンやタブレットなどでも利用できる。同社はこれを「デュアルインターフェイスUSB」と呼んでおり、直接スマホ同士やスマホとタブレットでのデータ交換が行える。

その「DataTraveler microDuo」の新モデルが登場した。初代はUSB2.0までの対応だったのが新モデルはUSB3.0に対応した。これにより転送速度が最大5Gbpsへと飛躍的に向上している。以降、区別のためにUSB2.0対応モデルを「microDuo2.0」と呼びUSB3.0対応の新モデルを「microDuo3.0」と呼ぶ。

新モデルも物理的な使い勝手に変化はない。そのためスマホで利用するのがほとんどだというのであれば、USB2.0対応の前モデルでも十分だ。なぜなら現状のスマホやタブレットでは、USB3.0対応が進んでいないためだ。いっぽう最近流行のWindows 8.1を搭載したタブレットでは、USB3.0ポートが最低でも1ポートは用意されている。ノートPCやUltrabookと言われるPCでも普通にUSB3.0ポートを持っているため最大5Gbpsの高速転送が生かせることになる。

こちらが初代の「DataTraveler microDuo」

こちらが初代の「DataTraveler microDuo」

USB3.0対応となった「新DataTraveler microDuo」

USB3.0対応となった「新DataTraveler microDuo」

■DataTraveler microDuoの使い勝手をざっとおさらい
詳しい話は、前回の記事を参照してもらうとして、今回初めてDataTraveler microDuoを知ったという人向けにざっくりとした説明をしておく。本製品は非常にコンパクトなUSBメモリである。一見するとUSB-Aコネクタだけを搭載している超小型USBメモリにしか見えない。

なおこの小ささゆえに紛失しやすいと思われるが、そうしたことを考慮して前モデルも新モデルも本体上にストラップ穴が用意されストラップが付属する。スマホのストラップなどと一緒にしておけば紛失の危険もグンと減るだろう。

新モデルにも紛失防止用にストラップが付属する。

新モデルにも紛失防止用にストラップが付属する。

こちらは旧モデルにストラップを装着したところ。

こちらは旧モデルにストラップを装着したところ。

■キャップを回転させるとmicroUSB端子が登場
一見するとコンパクトなUSBメモリなのだが、キャップ部分が回転するようになっている。これを回転させると隠れていたmicroUSB端子が表れる。スマートフォンとのやり取りでは、そのmicroUSB端子を利用する。当然OTG対応の端末である必要があるが、OTG対応していれば自動的に認識してファイル管理用のアプリなどが自動的に立ち上がり、DataTraveler microDuoをマウントしてくれる。あとは、そのままファイルをコピーしたり、移動したり、削除といった操作を行うことができる。

キャップ部分を回転させると隠れていたmicroUSB端子が表れる。

キャップ部分を回転させると隠れていたmicroUSB端子が表れる。

このようにmicroUSBでスマホやタブレットに装着できる。

このようにmicroUSBでスマホやタブレットに装着できる。

■USB3.0の高速性はどうか? 実際にベンチマークを測ってみた
知っている人も多いと思うがUSB3.0の理論上の最大速度は5Gbpsとなっている。5000Mbpsとして8で割ってバイト換算すると625となり最大で625MB/秒の速度が出るということになる。理論値なので実際に625MB/秒が出るわけではないのと、抜き差しを頻繁に行うUSBメモリは、Windows上のキャッシュ機能が無効になっており、それほど速度に期待できない。それでも5GbpsというUSB3.0対応の恩恵はあるのかベンチマークソフト「CrystalDiskMark3.0.3」を使い50MB/100MB/500MB/1000MB設定で計測した。

パソコンのUSB2.0ポートに接続した際の計測結果

パソコンのUSB2.0ポートに接続した際の計測結果

まずはPCのUSB2.0ポートに装着し、50MB/100MB/500MB/1000MBで計測回数は5回にして、各サイズで計測した。最大480MbpsのUSB2.0接続では最大約37MB/秒となった。シーケンシャルリード/ライトと512KBサイズの読みだしまでは、高速性を発揮したが、以降の512KBでの読み書きは、あまり得意じゃないようだ。それでも読み出し速度的には、十分ストレスを感じない速度になっている。

パソコンのUSB3.0に接続した際の計測結果

パソコンのUSB3.0に接続した際の計測結果

次にパソコンのUSB3.0ポートにmicroDuo3.0を装着する。特に問題なく認識されるので同じようにベンチマークソフト「CrystalDiskMark3.0.3」を使い50MB/100MB/500MB/1000MB設定で計測した。読み出しは110MB/秒を軽くオーバーし最大で117.5MB/秒となった。USB2.0接続時の37.19MB/秒に対して約3.16倍だ。USB2.0に対し三倍速くなり、さらにできるようになっていることがわかる。

なお、Windows 8.1 Pro上のUSB2.0ポートにmicroDuo3.0を接続した際には、「このデバイスはもっと速く(パフォーム)できます」とWindows側から警告メッセージが表示されるので、USB2.0接続であることがわかる。

USB2.0ポートにmicroDuo3.0を接続した際のメッセージ。

USB2.0ポートにmicroDuo3.0を接続した際のメッセージ。

それじゃあUSB3.0ポートに装着した場合どうなるのかというと、USBの接続速度に関するメッセージは表示されない。表示されない=USB3.0接続であると判断していいが、確認したい場合は、コンピューターを開き、microDuo3.0を選択した状態にすると「USB3.0に接続されています」という表示が確認できる。

USB3.0接続時の表示

USB3.0接続時の表示

以上のようにmicroDuo3.0は、USB3.0対応により、最新のPCとの親和性が非常に高くなっていることがわかってもらえたと思う。USB3.0対応PCを持っていれば、その高速性が利用できるわけだ。

もちろんデュアルインターフェイスなのでmicroUSB端子を持つAndroidのスマホやタブレットを含めた多くの機器で使える汎用性も持ち合わせており、これ1つ持っていれば、データのやり取りで困ることがなくなるだろう。

DataTraveler microDuo3.0の容量は16GB、32GB、64GBの3種類、Kingstonの製品らしく5年間の製品保証および無償のテクニカル・サポート、そしてKingstonの高い信頼性もある。価格はオープンプライスとなっているが、参考までに実売予想として16GBが1,799円前後、32GBが2,599円前後、64GBが4,499円前後となる。

以上、DataTraveler microDuo3.0を紹介してきたが、デュアルインターフェイスUSBでPC以外にもデータのやり取りが行え、さらに対応PCなら読み出しが3倍速いDataTraveler microDuo3.0は、必ず1つは持っていたいストレージであると言える。

DataTraveler microDuo3.0
Kingston Technology

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