東日本大震災では、被災された方々のために、被災情報や普及状況などを中心にネットやソーシャルメディアで多くの情報が発信された。モバイルでも災害用伝言板が利用でき、義援金を受け付けている。このような震災情報や震災支援以外に、携帯電話で震災時に節電に役立つサービスが登場した。
それが、インデックスがモバイルサイト「速報 Musicサーチ」で無料提供を開始した着信メロディ「節電着信音」だ。
一般的に使用される着信音に比べてスピーカー部分の消費エネルギーが抑えられるとのことだ

「速報Musicサーチ」では、研究機関「日本着信メロディ研究所」の協力により、様々な着信メロディを研究・開発、配信している。「日本着信メロディ研究所」では、節電対策としてスピーカー部分の消費エネルギーが抑えられる着信音を開発してきた。そこで、この着信音を今回の震災のために有効活用しようということだ。しかも、より多くのユーザーに利用してもらうために、この「節電着信音」を会員登録不要・無料にて配信する。

「節電着信音」は、携帯電話のスピーカーでも聞こえやすく、人間の耳にとって感度の良い周波数を含む音で構成されている。さらに、音の長さは約1秒で、鳴り始めからすぐに減衰する音を使用している。聞きやすく短い音になっているため節電になっているのだ。
実際、「節電着信音」(14.16dB)を1とした場合の倍数を、対数計算を用いて比較してみたところ、サンプルJ-Pop着信メロディ楽曲は74.21dBで「節電着信音」1,005倍、一般的なプリセットの着信メロディは42.95dBで27倍、一般的なプリセットの黒電話着信音は56.66dBで133倍という結果となった。
音の大きさ(音のエネルギー)≒消費電力という考えに基づくと、「節電着信音」のエネルギーは他の一般的な着信音に比べ、非常に小さいのだ。

節電のために何かしようと考えているのなら、まずは「節電着信音」から始めるのはいかがだろう。これなら携帯電話のバッテリーの節約に役立ち、充電の回数、時間が減ることで節電につながる。
さらに「日本着信メロディ研究所」は、被災地で役立つ、節電に役立つ、防災に役立つコンテンツを随時開発・配信していくとのことなので、これからも期待できるぞ。

インデックス

ITライフハック
ITライフハック Twitter

【東北地方太平洋沖地震】に関連した記事をもっと見る
エリクソンが震災支援!通信復旧のために機材などを空輸
未だに怒りがおさまらない!孫さん 副大臣と大喧嘩に賛否両論
震災ニュースよりも安否情報!さらに東京電力サイトは訪問者が10倍に
反吐が出るほど嫌なら無視して!孫さん 前代未聞の発言に援護の声

最新携帯電話業界の動向とカラクリがよーくわかる本 (How‐nual Industry Trend Guide Book)最新携帯電話業界の動向とカラクリがよーくわかる本 (How‐nual Industry Trend Guide Book)
著者:木暮 祐一
秀和システム(2010-03)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る