エフセキュアのウェブレピュテーションのデータベースに、毎月数百万ものクオリティの低いウェブサイトが新しく追加されていることを受け、Googleなどの検索エンジンによる精度の高い情報収集が困難になっていることが明らかになりました。

それは、コンテンツ事業者やスパム業者が、まるでウェブ全体を巨大なゴミ捨て場にしていると言っても過言ではなく、コンテンツを闇雲に使用したり、単純にそのまま転載しているようなサイトも多いのが現状です。

長らく、Googleは広告主でもあるスパム業者の横暴を見て見ぬふりをしていまましたが、先日、ついにGoogleは、クオリティの低いウェブサイトが検索結果の上位に上がらないよう、アルゴリズムを修正しました。Googleによると、この対策を講じたことで11.8%のウェブサイトが影響を受けました。しかし、それと同時に信頼できるウェブサイトまでもが検索結果の上位に上がらないという問題を引き起こしました。

検索エンジンによる情報収集は、以前にも増してアクセス元や状況に依存するようになっています。しかし、スパマーなどの攻撃者は、IPアドレスを特定されないよう、より高度な技術を用いて国を転々としており、また、ある国では安全に見えるウェブサイトでも、ほかの国や人によっては危険なものであることも十分あり得るのです。

エフセキュアのセキュリティ研究所でセキュリティ アドバイザーを務めるショーン・サリバンは、現在毎日数百万単位で報告される悪質なURLの数が近い将来、億単位になると予測しているとしており、今後、ウェブサイトのレピュテーションをより正確に判定するには、グローバルな観点、つまり国やアクセス状況によって判定に差が出ることを加味しなければならないとし、警戒を強めています。

エフセキュアでは、既にこのウェブレピュテーション システムの構築・強化を進めてており、「ブラウザ保護」機能として提供しています。

人材募集中
プロの皆さん向けにご参考までに… エフセキュアではヘルシンキもしくはクアラルンプールのラボなど、いくつかのポジションに空きがある。
エフセキュア・コーポレーション by: ミッコ・ヒッポネン (2011年4月7日)
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自身をブロックするウイルス
「Virus:W32/Ramnit」は、2010年に感染が確認されており、多くのマルウェアアナリスト/リサーチャーによく知られている。
この興味深いウイルスのテクニカルな詳細については、他のマルウェアリサーチャーたちがブログに記事を書いている(たとえばここやここにある)。しかし若干の注目すべき技術と、そして「イースターエッグ」が、発見されるのを待っている。
エフセキュア・コーポレーション by: スレットソリューションチーム (2011年4月8日)
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ビデオ - 「Windows Activation」Ransom Trojan
我々は先頃、以下のプロンプトを出すRansom Trojanに遭遇した。
このトロイの木馬は、「アクティベーションを完了しなければならない」と主張して、いくつかの電話番号を提供する。
エフセキュア・コーポレーション by: ショーン・サリバン (2011年4月11日)
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