役立つセキュリティ」でも紹介しているように、セキュリティの重要性が問われているなか、KDDIが誤課金をしている事実が明らかになった。

KDDIは、走者が提供するauスマートフォン単体でのインターネット接続サービス「IS NET」において、2011年4月30日に発生した設備障害により、「IS NET」への誤った接続情報が特定の条件下で記録され、2011年5月請求 (2011年4月ご利用分) で、一部のユーザーに誤ったパケット通信料金を請求していたことが判明したことを明らかにした。該当のユーザーには、誤って請求した料金を返還するとしている。

同社は、
「お客さまに対し、ご迷惑、ご心配をおかけしますことを深くお詫び申しあげます。今後は社内管理体制を強化して再発防止に努めてまいります。」と、コメントしている。

KDDIは2011年4月30日に発生した設備障害に伴い、同日9:14から14:57までの間にauスマートフォンからインターネット接続またはEZwebメールを利用するためのパケット通信を行った際、一部のユーザーにおいて、誤った接続情報をネットワーク設備へ通知していたことにより、誤ったパケット通信料金の課金が発生していることが判明した。

対象のユーザーは、2011年4月30日9:14から14:57までの間に、auスマートフォン (IS01、IS03、REGZA Phone IS04、IS05、SIRIUSα IS06、HTC EVO) からインターネット接続またはEZwebメールを利用した一部のユーザーに限られる。

影響規模としては、9万9,200回線におよび、金額:は約126万円(平均 約12.7円/回線)となっている。

対象ユーザーへの対応だが、2011年7月請求料金(2011年6月利用分)において、誤って請求した金額を減額する。

また、2011年5月末までに「auスマートフォン」を解約したユーザーについても、返金する。返金方法等詳細については、別途対象となるユーザーに案内する。

同社は、再発防止策として、2011年4月30日に発生した障害設備について、交換を行った。また、あわせて障害復旧手順の見直し処置を講じるとしている。

一部のお客さまにおける「IS NET」パケット通信ご利用料金の返還について
KDDI

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