携帯電話やスマートフォン、ポータブル音楽プレーヤー、デジタルカメラなど、気がつけば毎日、大量のデジタルデータを持ち歩く生活になっている。

こうしたデータは、個人で楽しむほか、音楽や写真のように仲間同士や家族で楽しみたいケースも多い。そうした人に向けて開発されたのが、「音楽や写真を家族みんなで楽しもう!最新ホームサーバーOSで生活がより快適に」で紹介した「Microsoft Windows Home Server 2011」と呼ばれる家庭用サーバーOSだ。

サーバーというと“難しそう”と躊躇してしまう人もいるかと思うが、「Microsoft Windows Home Server 2011」は企業でエンジニアが管理しているものではなく、普段使っているWindowsのサーバーOSを家庭で便利に使えるバージョンだと思えば良い。

「Microsoft Windows Home Server 2011」を使えば、写真や動画などを家庭内に限らず外出先からも共有フォルダにアクセスすることで簡単に閲覧やアップロードやダウンロードができるので、より便利に楽しむことができるのだ。

価値あるモノを広める情報蓄積型のレビューコミュニティ「zigsow(ジグソー)」では、「Windows Home Server 2011」のレビューアー10名を募集していたが、当選者のレビューがこのたび公開された。ジグソーレビューアーによる実際の使い勝手を、ここで紹介しよう。

■サーバー初心者でもできた!話題の「メディアサーバー」
動画には、写真にない楽しさがある。いまだに多くの人がテレビを見たり、動画共有サイトに人気があるのも、そういった動画ならではの楽しさがあるからだろう。

「Windows Home Server 2011」のメディアサーバー機能を使えば、録画番組ファイルをサーバーに貯めて、大画面テレビなどの家庭内のDLNA対応機器や、ネットワーク上のPCからサーバー上の動画コンテンツを見られるようになる。

レビューアーは、「Windows Home Server 2011」がインストールされたパソコンを使用して、メディアサーバー機能を有効化し、DLNA対応の液晶テレビによる視聴に挑戦している。

DLNA対応機器との接続は、「Windows Home Server 2011」にインストールされている「Windows Media Player12」を使用したが、Windows 7と同じであったので、設定を変更する場所はすぐに分かったそうだ。

ユーザーが所有しているDLNA対応機器では完全な動作は無理だったが、動作可能な部分でのレスポンスは良好だったという。

レビューアーはサーバー初導入という初心者だったが、設定に戸惑うことはなかったようだ。メディアサーバーとしての使用感については、「クライアントがWindows PCで同一内LAN接続の場合は、初期設定不要でWindows Media Player12からアクセスできるのは素晴らしい」とのことだ。

スマートフォンでのリモートWebアクセスは、外出先から自宅のサーバーにアクセスできるため、非常に便利だという。ただし、動画のようにファイルサイズが大きいデータでは、高速な通信機器でないと厳しいという印象も受けたようだ。

サーバーOSと言うと敷居が高いイメージがあるが、「Windows Home Server 2011」はWindowsの基礎知識があれば十分対応でき、非常に分かりやすく工夫されている点に驚いたそうで、サーバー初心者にも安心して進められるOSだとしている。

レビューテーマは「メディアサーバー」


■ストレートPCから「リモートアクセス」
「Windows Home Server 2011」のリモートアクセス機能を使えば、家庭内のPCのリモートデスクトップを外出先から遠隔操作して必要なファイルを取り出すことができる。

さらに自宅のPCのアプリも動かせるので、会社のPCで作業しづらいもの、たとえば、写真の加工や動画圧縮などは、自宅のPC上で行い、出来上がったデータだけを転送すればよい。

こうしたリモートアクセスの設定手順が、レビューアーのレポートではイラストと画面キャプチャでわかりやすく解説されていて、読んでいるだけでも面白い。

まずは家庭内LANとの接続だが、ルーターにLANケーブルを挿しただけで完了したという。ホストのリモートアクセスを有効にすれば、アクセスするPC側のリモートデスクトップの設定は完了とのこと。特に難しいことはなかったようだ。

「Windows Home Server 2011」では、リモートWebアクセス機能を有効化したのち、リモートアクセス用のアカウントを作成して、リモートWebアクセスの準備が整ったところで、レポートは終わっている。まだまだ更新される予定なので、今後の報告が楽しみだ。

レビューテーマは「リモートアクセス」


■地方に離れて暮らす家族のコミュニケーション
「Windows Home Server 2011で作る地方に離れて暮らす家族のコミュニケーション」というテーマで、「Windows Home Server 2011」を使ってみた人のレポートだ。

具体的には、北海道の両親と滋賀の弟家族がネットを使って距離を縮めていこうという試みだ。

まずは、リモートwebアクセスの設定だが、ダッシュボードからリモートwebアクセスの設定を行ったところ、ほぼ自動で外部から「Windows Home Server 2011」にアクセスできるようになったそうだ。

設定完了後、義理の妹さんに実際にアクセスしてもらったところ、リモートwebアクセスが問題なくでき、写真のやり取りができた。普段はパソコンで料理レシピサイトや旅行サイトの閲覧くらいしかしない妹さんでもできたぐらいだから、どれくらい簡単であったのかは、言うまでもないだろう。

次にDLNA対応の液晶テレビとの接続だが、こちらも液晶テレビから検出されたホームサーバーにアクセスするだけの手軽さだった。

レビューアーによると、今までのサーバーOSに比べて、だいぶ家電に近づいたとのこと。サーバー管理者はまだ細かい設定をする必要はあったが、それでもかなりシンプルであり、マイクロソフトの力の入れようを感じたそうだ。

「WindowsHomeServer2011で作る地方に離れて暮らす家族のコミュニケーション」



「サーバー」というと難しいイメージが先行してしまいがちだが、「Windows Home Server 2011」は設定がシンプルでわかりやすく、家庭に散在する大切なデータを簡単に共有することができるうえに、スマートフォンを利用して外出先からもアクセスできる。

zigsowプレミアムレビューを見れば、本日(21日)に発売になったばかりの「Windows Home Server 2011」を実際に体験したユーザーの生の声が見られる。「Windows Home Server 2011」の購入を検討している人は、ぜひこの生の声が綴られたレビューを読んでみては如何だろうか。

zigsowプレミアムレビュー 家庭内のリッチなメディアサーバー!Windows Home Server 2011
zigsow

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