Windows上からBIOS変更!PCの常識を変えたTouch BIOS搭載のGIGABYTE「Z68X-UD7-B3」を体験せよ』でお伝えしたように、GIGABYTE「Z68X-UD7-B3」は、5月11日に発売された、インテルZ68 Expressチップセットを搭載したマザーボード6製品の中で最上位モデルのマザーボードだ。

最大の特長は、革新的なシステム設定「Touch BIOS」と、ストレージを高速化する「インテルSmart Response Technology」を備えている点であり、これらについては前回の記事で詳しく解説した。

「インテルSmart Response Technology」によるSSDキャッシュを利用すれば、高速なSSDの長所と、安価で大容量ストレージを実現可能なハードディスク(HDD)の長所を持ち合わせたシステム構築が非常に安価に実現できるわけだが、実際のパフォーマンスが如何ほどであるのかが気になる人もいるだろう。

そこで今回は「Z68X-UD7-B3」において、SSDキャッシュの設定を行ったのち、ベンチマークを測定してみた。

■1回だけ設定すればHDDがSSD並みの速度になる!
SSDキャッシュを設定するためには、BIOSとOSの両方で設定を行う必要がある。1回設定すればあとはいじる必要はない。

最初にBIOS設定画面から「Integrated Peripherals」→「PCH SATA Control Mode」の項目を「Raid(XHD)」に設定する。
「PCH SATA Control Mode」の項目を「Raid(XHD)」に設定する

次にHDDにOSをインストールして、ドライバーインストールまで完了させよう。

スタートアップから「インテル ラピッド・ストレージテクノロジー」を選択したら、インテル ラピッド・ストレージテクノロジーの起動画面から「高速の有効」を実行する。

「高速」の項目に切り替わるので、スマートストレージキャッシュの設定画面から「高速の有効」を実行しよう。

「高速の有効」の設定画面が表示されるので、「高速化するディスク」から高速化させるHDDドライブを選択し、「高速モード」を最速モードに設定すれば、SSDキャッシュの設定はすべて完了だ。

■1TB HDD+SSDキャッシュモード
1TB HDDは、実売価格が6千円台と安価に入手できることから、自作PCユーザーに人気があるドライブだ。

1TB HDDに SSDキャッシュモード設定を行ったのち、ベンチマークソフト「CrystalDiskMARK3.0.1」を使用して、データ転送速度を測定してみた。



1TB HDD単体の測定結果と比較すれば明らかだが、SSDキャッシュを高速モードに設定すると、HDDの読み込みパフォーマンスが3倍も向上しているのがわかる。

(テスト環境)
OS :Windows7 Ultimate 64bit
MB :GA-Z68X-UD7-B3(BIOS:F4)
CPU:Intel Core i5 2500K
HDD:WD10EALX 1TB(SATA3_0接続:システムドライブ)
SSD:SSD-S6M64NMQ 64GB(SATA3_1接続:スマートストレージキャッシュ)
VGA:GV-NX96T512H

■3TB HDD+SSDキャッシュモード
3TB HDDは1TBの3倍にも関わらず、1万2,000円台から入手できる点でパワーユーザーに人気の大容量HDDだ。1TB HDDのときと同じように、3TB HDDに SSDキャッシュモード設定を行ったのち、ベンチマークソフト「CrystalDiskMARK3.0.1」を使用して、データ転送速度を測定してみた。


3TB HDD単体の測定結果と比較すると、SSDキャッシュを高速モードに設定したことによって、HDDの読み込みパフォーマンスが2倍も向上しているのがわかる。

(テスト環境)
OS :Windows7 Ultimate 64bit
MB :GA-Z68X-UD7-B3(BIOS:F4)
CPU:Intel Core i5 2500K
HDD:WD10EALX 1TB(SATA2_2接続:システムドライブ)
HDD:ST33000651AS 3TB(SATA3_0接続:データドライブ)
SSD:SSD-S6M64NMQ 64GB(SATA3_1接続:スマートストレージキャッシュ)
VGA:GV-NX96T512H

■SSD単体との比較
HDD+SSDキャッシュモードは、どれくらいSSDに匹敵するのだろうか。SSD単体をSATA3_1ポートに接続して、ベンチマークソフト「CrystalDiskMARK3.0.1」を使用して、データ転送速度を測定してみた。


SSD単体の測定結果は、HDD+SSDキャッシュと数値的な差が見られない。SSDキャッシュ設定を有効にすれば、HDDがSSD単体と同等のパフォーマンスで動作することが確認できた。この機能は使用するSSDの速度に左右されるようだ。

(テスト環境)
OS :Windows7 Ultimate 64bit
MB :GA-Z68X-UD7-B3(BIOS:F4)
CPU:Intel Core i5 2500K
HDD:WD10EALX 1TB(SATA2_2接続:システムドライブ)
HDD:ST33000651AS 3TB(SATA3_0接続:データドライブ)
SSD:SSD-S6M64NMQ 64GB(SATA3_1接続:スマートストレージキャッシュ)
VGA:GV-NX96T512H


GIGABYTE「GA-Z68X-UD7-B3」であれば、SSDキャッシュを有効にすることで、安価なHDDを使用した場合でも、高価なSSDと同等の高速なデータ転送が可能だ。

HDD単体で使う場合に比べ、HDDとSSDを組み合わせる事で確実にパフォーマンスが上がり、安価に大容量のストレージを使う事が出来るとなると、新規でマザーボードを買う際に検討するだけでなく、従来のマザーボードを買い替えを検討しても良い位のインパクトを持った製品の登場といえるのではないか。

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