microSDカードを外部ストレージとして利用する。スマートフォンやタブレット端末の普及に伴い、大容量mircoSDカードに対する需要が大幅に増加している。

多くのスマートフォンやタブレット端末では、本体の内蔵メモリがアプリケーションの実行エリアとアプリのインストール先として利用されるため、音楽や写真、動画といった大容量のデータは外部ストレージ(mircoSDカード)に保存する仕様となっている。

しかし、近年、これらの大容量ファイルの保存に必要なストレージ容量が劇的に増加しており、2GBで足りていた時代はもはや過去のものとなり、4GB、8GBでも足りなくといった事態になってきている。

大容量microSDといえば気になるのが、microSDの速度と信頼性だ。大量のデータを保存しておくため、画像の呼び出しや動画再生が遅くなっては大容量にした甲斐がない。また、microSDの品質が悪ければ、膨大なデータが一瞬で消失してしまう危険性がある。

そうした市場に向けてキングストンは、ニーズに即した大容量・高速・高信頼性のmicroSDを提供しているのをご存じだろうか。今回はmicroSDカードの知識を深めつつ、キングストンのmicroSDラインナップを考察してみよう。

■用途に応じた様々なmicroSDカード
家電量販店やパソコンショップに行くと、microSDカードの種類の多さに驚かされるだろう。同じmicroSDカードでも、様々な容量、データ転送速度の異なる製品があるのをご存じだろうか。
microSDカードの表面をよく見て欲しい。「丸の中の数字」がデータ通信速度の目安を示している。SDスピードクラスには、クラス2、4、6、10の4種類が存在し、数字が大きければ大きいほど、最低保証レートが高い。
表1.SDスピードクラスと最低保証レート

●3種類のSDカード規格(SD、SDHC、SDXC)
microSDを含めたSDカードには、3種類の規格、SD・SDHC・SDXCがあり、それぞれメディア容量が異なる。SDは2GBまで、SDHCは4GB~32GBまで、SDXCは32GB以上~2TBまでのメディア容量を管理することができるのだ。

SDカードの規格は上位互換性が保たれている。SDXC対応機器はSD/SDHC/SDXCを利用できるが、SDHC対応機器はSD/SDHCの2種類、SD対応機器はSDのみをサポートする。

●小は大を兼ねる
「大は小を兼ねる」という諺があるが、microSDの場合には「小は大を兼ねる」というのが正しい。microSDカードは変換アダプタを利用すれば、miniSDカードやSDカードとして使うことができる。しかし、SDカードは本体サイズの制約からmicroSDやminiSDに変換できない。

近頃のmicroSDカードはSD変換アダプタとセットで販売されていることが多く、これを利用すれば、SDカードとして利用可能でデジカメなどのSDカード対応機器にも適用可能だ。これが「小は大を兼ねる」という意味で、microSDの人気の秘訣のひとつである。
SD変換アダプタを利用すれば、SDカードとして使うことができる

さて、microSDカードの豆知識がついたところで、キングストンのmicroSDを見ていこう。

■ユーザーニーズに対応した柔軟な製品ラインナップ
キングストンのmicroSDHCラインナップは、同社のmicroSDカードの中で最も人気の高いラインナップとなっている。
同社のmicroSDHCカードは、クラス4とクラス10の2種類のスピードクラスに分類され、各クラスともに、4GB、8GB、16GB、32GBの4種類の容量がある。また、SD変換アダプタやUSBカードリーダーを同梱したモビリティ/マルチキットも提供されている。

ストレージ容量の違いで、写真や音楽、オーディオブック、ビデオ、電子メールがどれくらい保存できるのかが気になる人もいるだろう。あくまでひとつの目安だが、ストレージ容量と保存可能なデータについて表にまとめてみた。
表2.ストレージ容量と保存可能なデータ

一見すると、メモリ容量がもっとも小さい4GBのmicroSDHCカードでも、音楽・画像・動画など様々なファイルデータを大量に保存できるのではと思うかもしれない。しかし、様々なデータをたくさん詰め込みたい人には、容量を気にしなくてもいい16GBや32GBの大容量microSDHCカードがお勧めだろう。

キングストンのmicroSDHCカードは、速度や容量の異なる製品が用意されているので、ユーザーは機器や自分の好みに合わせた購入が可能だ。SDアダプタやUSBカードリーダーをセットにしたモビリティ/マルチキットは、microSDHCカードをより幅広く活用したいユーザーに最適だ。最低保証レート10MB/secを誇る「クラス10」の16GBおよび32GBのmicroSDHCカードは、データ転送にかける時間を大幅に短縮できるだろう。

また、キングストンのmicroSDHCカードの市場価格が低価格である点も嬉しいところだ。製品寿命期間保証と無料のテクニカルサポートついている点も注目してよいだろう。

「microSDHC(大容量)カード」製品情報

キングストン

【Kingston特集】の記事をもっと見る
オーバークロックだけじゃない、目的別に開発されたキングストン「HyperXメモリ」
爆速SDでデジカメが変わる!値段の高いSDカードが存在する理由
高速な読み書きと高い信頼性を実現!キングストンの「SSDNow V+100」はビジネスを加速する
優れたコストパフォーマンス!パソコンを高速化させる、キングストンのSSD
duck氏が絶賛!「HyperX」はオーバークロックに強いメモリだった