薄型テレビが過去最高の販売台数を更新し続けた2010年だったが、東日本大震災が発生し、家電エコポイントも終わるなど、国内の状況も大きく変化してしまった。果たして現状はどうなのだろうか。

JEITAが発表した「2011年5月地上デジタルテレビ放送受信機器国内出荷実績」から販売台数が堅調に推移していることが分かった。

地上デジタル放送受信機の5月の出荷実績は290万9000台で、そのうちテレビが161万1000台、チューナーが50万6000台、STBが12万9000台、デジタルレコーダーが7万2000台、ブルーレイレコーダーが47万7000台という結果となった。

テレビを見ると、前年同期比では2010年11月に記録した260.0%にはかなわないものの、128.1%を記録した。月ごとに見ても、2011年3月に前年同期比割れの97.1%を記録したが、2011年に入って毎月およそ120%前後と順調に推移している。JEITAによると、主に小型・中型機種が堅調とのことだ。

前年同期比で一番伸びているのはチューナーで546.8%となった。しかも単月としては初となる50万台超えを記録した。地上デジタルチューナー内蔵PCの人気が高く、出荷台数が11万4000台と前年同期比212.0%という高い伸びを見せている。

これからアナログ停波に向けて、さらにラストスパートを見せてくれそうな勢いだ。

JEITA

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