無線LANの親機。アンテナから強力そうなことが分かる


時間に余裕がある夏休みだからこそ、挑戦したいこともある。ノートPCはもちろん、最近の家庭用ゲーム機などにも無線LANが搭載されている。つまり、ネットワークを無線LAN化すれば便利になることは、分かるだろう。

その一方で、無線LANは難しいと思っている人も多い。そこで、どうすれば無線LAN化できるのか、どんなメリットがあるのかを紹介していくのだが、まずは、無線LANにはどんな種類があるのかを見ていこう。これが分かると、どんな機器を選べばいいのかが分かってくる。

PocketWiFiももちろん無線LAN機器だ


無線LANのメリットとは、配線が必要なくなること。このため、家の中がとてもすっきりする。あわせて、携帯ゲーム機やiPhoneなどは、もともとLAN用の端子を持っていないが、無線LANの機能は持っている。
つまり、無線LAN化することで、ゲーム機などがインターネットに接続できるようになるのだ。ニンテンドーDSにしろPSPにしろ、ブラウザーを搭載(後からダウンロードする場合もあり)している。
プリンターもそうだ。無線LANを搭載したモデルも増えてきているため、無線LAN搭載ノートPCなら、家のどこからでもプリントアウトできる。

ところで、無線LANには種類があるのだが、どう違うのだろう。
現在、販売されているモデルでは、IEEE802.11a/g/b/nに対応したものが多い。それぞれの規格では特徴がある。

■最大54Mbpsを実現「IEEE802.11a」
1997年に、アメリカ連邦通信委員会が5GHz帯の一部(合計300MHzの帯域)を免許不要な無線アクセス用に開放した。これを利用し、OFDM方式で最大54Mbpsの伝送速度を実現した規格が11aだ。

■2.4GHz帯を利用「IEEE802.11b」
1997年にIEEE 802.11規格が完成した後、2.4GHz帯を使用した高速通信の実現を目的として11bが規格化された。CCK変調方式で11Mbpsを実現した。

■11bを強化「IEEE802.11g」
IEEE 802.11bとの上位互換性を保ちつつ、伝送速度の高速化を目的とし規格化され、最大54Mbpsを実現した。IEEE 802.11aとの上位互換性も図っている。

■100Mbps以上を目指した最新規格「IEEE802.11n」
100Mbps以上の更なる高速化をターゲットとした規格だ。2.4/5GHzの2つの周波数帯を使用でき、最大600Mbpsの伝送速度を実現する。高速化のために、MIMO(Multiple Input Multiple Output)やチャンネルボンディング、フレームアグリゲーションといった複数の技術を組み合わせている。

ちょっと難しいかもしれないが、もともと家庭で使える無線LANの規格は、IEEE802.11a、11bからスタートし、現在11nという高速な規格がスタートしたという状況だ。これから無線LANの機器を買うのであれば、将来性を考えるとIEEE802.11nに対応した機器を買った方がいいだろう。

アライドテレシス
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