時間に余裕がある夏休みだからこそ、無線LANに挑戦してみてはいかがだろう。まわりはみんな無線LAN化しているのに、自分の家はまだというアナタ。無線LAN化は、何も難しいことはない。

ちょっと前の機種になるが、ちょうど自宅にコレガ「CG-WLBARAGND」があるので、その設定方法から無線LANで必要な設定の仕方を見ていこう。ちなみに、これを買ったのは、アンテナが3本も出ていて、かっこよかったから。同じコレガなら新機種もほぼ同じ設定方法だ。ほかのメーカーの機種でも同様にできる。

無線LAN機器では簡単に使えるように設定の自動化が進んでいる


ほかのパソコンの周辺機器と同じく、ドライバーのインストールだけは先にしておこう。同梱されているCD-ROMから指示に従って画面上に現れるボタンを押していけば、すぐに終了する。
ここからが本番だ。

1)インターネットに接続
多くの無線LAN機器では、簡単にインターネットに接続するための初期設定ボタンがある。設定はすべてInternetExplorerなどのブラウザー上で行う。ただこれだけ。自動的に設定してくれるので、とてもラクだ。

2)無線LAN側の設定
無線LAN側で重要なのは、SSIDいうネットワークの名前を決めるのと、どんな暗号方式にするかだ。
SSIDは、まわりで同じ名前を使っていなければ、好きなように決められる。最初から無線LAN機器で設定されていることも多いが、無機質な名前が多いので、変えてしまいたくなる。ただ、不必要に個人情報を入れるのは避けた方がいいかもしれない。

暗号方式については、いろんなものがある。
そこで、その主な種類を紹介しよう。

■WEP
WEPキーと呼ばれる暗号化のキーワードを登録してデータを暗号化する技術のこと。64ビットまたは128ビットのWEPキーの設定があり、ビット数の大きな設定ほど解読が困難になる。

■WPA-PSK(TKIP)
TKIPは、暗号鍵を作るしくみはWEPと同じ。しかし、自動的に一定時間ごとに暗号鍵を変更することでさらに強力なセキュリティを実現している。

■WPA-PSK(AES)
AES(Advanced Encryption Standard)はアメリカ政府にして採用された強固な暗号化方式だ。WEPの弱点とされる暗号化処理を抜本的に見直した高度な暗号化を採用しているうえ、通信中でも暗号鍵を変更し続けることでさらに解読を困難にしているのだ。
さまざまな暗号化方式がある

WEP<WPA-PSK(TKIP)<WPA-PSK(AES)とセキュリティが強固になる。ただし、ゲーム機などだと、使えるものと使えないものがある。
ここまでくれば、あとはケータイゲーム機やiPhone/iPodなどを接続するだけだ。これは次回に説明しよう。

コレガ
バッファロー

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