個人事業主が必要となる事務処理が「帳票作成」だ。帳票は見積書や納品書、請求書など、お金や品物の動きを記載するものだが、会社員を辞めてフリーランスになったり、起業したりすると、かならず直面するのが、これらの事務処理だ。

誰しも事務処理は苦手なわけだが、売上実績No.1の業務ソフト「弥生シリーズ」を提供する弥生が、誰でも簡単に見積書や納品書、請求書などの帳票を作成できる新製品「やよいの見積・納品・請求書 11」を発売した。

筆者にとっても他人事ではないので、いったい、どれほど簡単に帳票を作成できるのか。体験してみることにした。

■帳票の作成は3ステップ
「やよいの見積・納品・請求書 11」は、見積書や納品書、請求書、領収証などの帳票を、簡単かつ綺麗に作成できるパッケージソフトだ。

得意先や商品の登録といった導入作業が必要なく、すぐに目的の帳票にデータを入力し、印刷ができるというから驚きだ。

1.帳票を選ぶ
メニュー画面から作りたい帳票を選択する。


2.テンプレートを選ぶ
好みのテンプレートを選択したら、データを入力する。


3.印刷する
すべてのデータを入力したら、印刷する。


「やよいの見積・納品・請求書 11」では、わずか3ステップで帳票を作ることができる。ユーザーインターフェイスはシンプルでわかりやすく、帳票印刷イメージそのままの入力画面で直感的に操作できるので、専門的な知識も必要ない。これなら、帳票作りが初めての人や筆者でも迷わずにできそうだ。


■帳票のデータを有効活用できる
これまで表計算ソフトなどを使用した帳票作成では、過去の帳票を参照する際に、まずはファイルを探す必要があるなど面倒なものだった。

「やよいの見積・納品・請求書 11」では、作成した帳票はそのまま台帳にデータとして保存されるので、こうした面倒な作業が不要なわけだ。

ここで、便利な機能をひとつ紹介しよう。

帳票作成時に入力した顧客情報や商品情報は「とりあえず、記録」しておくことができる。この機能を使うと、あとでじっくり得意先台帳や商品台帳として編集することができる。

またCSVデータを取り込める機能を備えているので、「やよいの見積・納品・請求書 11」で既存のデータを利用することも可能だ。
「やよいの見積・納品・請求書 11」は、CSVインポート機能を備えている。


■オリジナル帳票で自社をアピール
オリジナル帳票が作れる点も「やよいの見積・納品・請求書 11」の大きな強みだ。

あらかじめ用意されたテンプレートを利用すれば、書式やレイアウトの変更、オリジナルデザインの作成なども、手間をかけることなく簡単に行える。

テーブル罫線の作成や、罫線の線種変更、フォントサイズの変更など、今までの帳票作成ソフトではできなかった、細かな編集まで可能なので、オリジナルデザインの帳票が作成でき、取引先への自社のアピールにもつながるわけだ。
既存のテンプレートを利用して自社向けにカスタマイズできる



「やよいの見積・納品・請求書 11」は、「弥生シリーズ」で培ってきた「かんたん、やさしい」をそのままに、従来の手書き、表計算ソフト、既存の帳票作成ソフトでは実現できなかった、帳票作成業務におけるニーズや利便性を追求した新製品となっている。

今までパソコンで帳票を作成したことがなく、手書きで作成していた人でも、本製品であれば、簡単に見栄えの良い帳票が作成できるだろう。

「やよいの見積・納品・請求書 11」製品情報
弥生