地上デジタル放送への移行も完了し、これまで以上に高画質でテレビ番組を録画できる時代になった。さらにひかりTVやケーブルTVの普及で、テレビ放送以外でも高画質な映像を楽しめるようになった。

高画質な番組の増加に合わせて録画する番組も増えて、なかなか録画した番組を見る時間がないという人も多いだろう。

しかし大抵のレコーダーはリビングにしかなく、感動にドップリとつかりたいと思っても家族の目を気にして感動に浸りきれないとお嘆きの方も多いのではないだろうか。

かく言う筆者も、大好きな海外ドラマの世界に思う存分どっぷりつかって視聴したい口だ。
レコーダーを視聴の度に自室に移動させるなんて面倒だし、そもそも家人の手前そんな怪しいこともできず長年困っていた。

そんな長年なやんでいた問題を、スッキリと解決する方法を見つけたので紹介しよう。

アイ・オー・データ機器のテレビ用HDMI無線化ユニット「WTR-HDAV/A」。これがあれば、リビングに置いてあるレコーダーを動かさなくても、録画した映像をワイヤレスで別室のHDMI端子を備えたテレビや液晶モニターで見ることができるのだ。さらに自室からリモコンで操作できるので、家人にしられず、自室でシークレットに感動に浸れるのだ。

■フルHD映像を手軽にワイヤレスで飛ばせる「WTR-HDAV/A」
「WTR-HDAV/A」は、レコーダーやチューナーなどのHDMI搭載機器のフルHD映像を、離れた場所にあるHDMI搭載テレビやモニターにワイヤレスで伝送できる、テレビ用HDMI無線化ユニットだ。
「WTR-HDAV/A」の化粧箱

早速、箱を開けて、添付品を並べてみた。「WTR-HDAV/A」本体のほかに、取扱説明書、リモコン(HDMI切換時に使用)、HDMIケーブル(約1.5m)×2本、赤外線発光部延長ケーブル(約1.5m)×1本、赤外線受光部延長ケーブル(約1m)×1本、ACアダプター×2個、単4乾電池×2本(動作確認用)などが同梱されている。
「WTR-HDAV/A」の添付品

「WTR-HDAV/A」本体は、黒い四角い小箱だ。本体サイズは約195(W)×138(D)×41(H)mm (※突起部含む)と非常にコンパクトなので、設置場所には困らないだろう。


■面倒な設定は不要!繋ぐだけで即使える
レコーダーの映像をテレビで楽しみたい場合、HDMIケーブルでテレビに繋げる必要がある。レコーダーのすぐ側のテレビではなく、別室のテレビで見たい人もいるだろう。そうした時にこそ、「WTR-HDAV/A」が便利なのだ。
「WTR-HDAV/A」本体は、黒い四角い小箱だ。

本製品は、送信機をレコーダーに接続するだけで、送信機と受信機の間は無線、受信機からHDMIで映像を出力できる。

レコーダーがリビングにあったとしても、自分の部屋のテレビでテレビ番組が見られるのだ。
前面には、「送信機」「受信機」という表記がある。

さて、前置きはこれくらいにして、「WTR-HDAV/A」の接続から紹介しよう。

リビングにあるレコーダーやチューナーに送信機を接続する。次に自分の部屋にあるテレビに受信機を繋げる。
チューナーに送信機(左)、PC用モニターに受信機を接続する(右)

たったこれだけで、すべての設定は完了だ。多くの無線LANのような設定は一切必要ない。

★チェックポイント ここが凄い!
送信機にはHDMI入力端子が2つ付いているので、2台までのHDMI機器を同時に接続することができる。つまり、レコーダーやチューナーを2台同時につなげることができる。

どちらのHDMI機器を使用するかは、添付のリモコンで受信機側からでも切換えることができるのでとっても便利なのだ。


■なんと、レコーダーのリモコンでそのまま操作できる
「WTR-HDAV/A」の優れた機能のひとつだが、送信機側につないだチューナーやレコーダーなどのHDMI機器のリモコンを使って、受信機側から再生などの操作をすることができる。

添付の赤外線発光部・受光部延長ケーブルをそれぞれ送信機と受信機に設置するだけでよい。
チューナーに赤外線発光部を接続する。

チューナーのリモコンを使って、受信機側から操作できる。

つかった製品はこちら。
テレビ用HDMI無線化ユニット「WTR-HDAV/A」

「WTR-HDAV/A」は、チューナーやレコーダーなどのHDMI搭載機器のフルHD映像を、離れた場所にあるHDMI搭載テレビにワイヤレスで伝送できる便利なAV機器なのだ。部屋同士をワイヤレス接続し、リモコンで操作できるので、自室で思う存分、すきな番組を楽しむことができる。

通常、別室でひかりTVやケーブルTVの番組を見たいときには、追加契約が必要になるが、本製品があれば不要で別室でもテレビ番組を楽しめる。

実際に使ってみると、無線ネットワークのような複雑な設定作業は一切不要で、電波が届くところに設置すればすぐに使うことができた。

家に帰るとリビングのテレビの前には家族が居座っており、レコーダーに録りためたテレビ番組が見られない。そんな不自由さも、これさえあれば解決だ。

さぁ、この秋の夜長、撮りためた秘蔵の番組にじっくり浸ろう。

アイ・オー・データ機器