Intel第2世代CoreプロセッサーのハイエンドモデルとなるIntel Core i7 3930Kは、1コアで2つの同時処理が可能なCPUコアを6つ備えた6コア12スレッドCPUである。また、CPU倍率を上方に変更可能な「倍率ロックフリー」モデルなので、オーバークロッキングを楽しむこともできるなど、非常に魅力的なCPUだ。

このただでさえ高速なIntel Core i7 3930Kだが、『最新スペックでコスパの高いPCをお探しの方必見!GIGABYTE、X79マザーボード「GA-X79-UD3」を徹底検証』でも紹介したGIGABYTE GA-X79-UD3 マザーボードとの組み合わせで、とてつもない記録を叩き出したのだ。

GIGABYTE製のGA-X79-UD3 マザーボードとIntel Core i7 3930K プロセッサーを使用したオーバークロッキングで、SuperPi およびPiFast ベンチマークの世界最高記録を達成したのだ。

■HiCookie氏が液体窒素で世界記録
世界記録は、世界トップクラスのオーバークロッカーであるHiCookie 氏によって誕生した。
最新のF7 BIOS と液体窒素の冷却を用いて、Intel Core i7 3930K プロセッサーで5,643.3MHz (5.6GHz) を記録した。さらに、GIGABYTE製GA-X79-UD3は、Intel Core i7 3930K プロセッサーでは初めて、倍率57倍でベンチングするのに成功し、SuperPi とPiFast ベンチマークでも世界最高記録を叩き出した。
Intel Core i7 3930K世界記録スコア詳細

さらに、1月5日に北京で行われたプレス・カンファレンスで、HiCookieは更なる世界記録を生み出した。

■HiCookie氏の世界記録スコア詳細(2011年1月6日現在)
SuperPi 1M - 6.625秒
SuperPi 32M - 5分57.328秒
PiFast - 12.95秒
CPUz - 5643.3MHz

■マシン構成
マザーボード:GIGABYTE GA-X79-UD3 (F7 BIOS)
CPU:Intel Core i7 3930K (@5,643.3MHz)
メモリ:Kingston HyperX Genesis PC3-19200 2GB x 4 (@2376MHz)
電源:Corsair AX1200

GIGABYTE GA-X79-UD3


■トリプルデジタルエンジン設計で記録破りのパフォーマンスを容易に実現 - GIGABYTE ティム氏
GIGABYTE マザーボードマーケティング部門副部長のティム・ハンドレー氏は、「この世界新記録は、X79 シリーズ・エンスージアスト・プラットフォームにおいて、GIGABYTE X79 マザーボードが搭載する最新技術『トリプルデジタルエンジン』が、いかに記録破りのパフォーマンスを容易に実現するかを明白にしてくれました。また、最新のF7 BIOS を使用したX79 マザーボードのパフォーマンスおよびオーバークロック性能の確かさを証明しています。」と述べている。

Benching 3930K with 57x multiplier on X79-UD3 and F7 BIOS(動画)


Sandy Bridge-Eプロセッサーでオーバークロッキングに挑戦したい人には、GIGABYTE GA-X79-UD3 マザーボードは見逃せないマザーボードといえるだろう。

ちなみに、GIGABYTEはオーバークロッカーのベンチマークサイトのHwbot.orgで定期的にオーバークロックコンテストを開催している。登録が必要となるが、日本のオーバークロッカーにも参加はオープンだ。3位以内に入るとマザーボードがもらえることもあるので、この機会に挑戦してみよう。

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