アップルがiPad 2の後継となるタブレットを発表した。噂ではiPad 2ともiPad HDとも言われていたが決定した名前は新しい「iPad」。そのまんまのネーミングに驚く人も多いのではないだろうか。

昨日の朝にアップした記事タイトル「次の名前はiPad 3?新しいiPadの機能はどうなる【デジ通】」に、今度のiPadの正式名がビンゴしていたという事実にも驚くが、その記事に対する答えが出たので、検証していこう。

疑問①■名前は本当にiPad 3なのか?

先述したように正式名は数字も何も付かない「iPad」となった。現在は新型iPadを表現するのに「新しいiPad」と呼ぶのが正しいようだ。アップルストアに行って「新しいiPadください!」と言えば新モデルが出てくるので今回は問題ないが、次のモデルではどう呼ぶのかが興味深い。「さらに新しいiPad」「もっと新しいiPad」「最近新しくなったiPad」「さらにできるようになったiPad」など、いろんな呼び方が可能だ。こういった変更もある意味で「目に見えて革命的」であると言えるだろう。

疑問②■ホームボタンはあるのか?

ホームボタンはしっかりと残されていた。内部のスイッチ構造が、より壊れにくいモノに変更されている可能性はあるが、写真を見る限りではボタンの位置から何から変わっていないように見える。

疑問③■液晶解像度はどうなるか?

これについてはビンゴ。まさかの2048×1536ピクセルの264ppiのほうへと進化した。アプリを考えれば倍サイズと考えるのは自然であったが、ひねりもなく想像通りそのまま来たということだろう。

疑問④■液晶サイズや本体サイズは?

ホームボタンを基準にしたタテが241.2ミリ、横が185.7ミリとiPad 2とまったく同じサイズだ。異なるのが厚さと重量で新しいiPadでは厚さは9.4ミリ(iPad 2では8.8ミリ)、重さはWi-Fiモデルで652g(iPad 2では601g)、Wi-Fi+4Gモデルが662g(iPad 2では613g)と、少しだけ重くなっている。

疑問⑤■プロセッサはどうなる?

クアッドコアはクアッドコアでもグラフィックス部分がクアッドでプロセッサ自体はデュアルコアの「A5X」へと進化している。確かにユーザーが感じる処理で体感差を肌で感じやすいのが操作時のレスポンスだ。これをさらに快適にしたり、HD動画の処理を高速に行うためにグラフィックス部分をクアッドコア化したのだろう。

疑問⑥■LTEなどの対応はどうなる?

キャリアはソフトバンク一社のままだ。残念ながらauやdocomoといった新キャリアの追加はなかった。アップルのあるアメリカではVerizonとAT&TがLTE対応をアナウンスした模様だ。ソフトバンク側がLTE対応させるまで、しばらくはWi-Fi+4GではなくWi-Fi+3Gのままということになるだろう。

ほかにもiSightカメラが高解像度化して500万画素となりフルHD解像度の動画撮影が可能になった。日本語での音声入力が可能になっているので操作を音声で行える点はポイントが高い。バッテリーは最大で10時間、容量は16Gバイト、32Gバイト、64Gバイトの変更はない。

価格はWi-Fi版から16Gバイト、32Gバイト、64Gバイトの順で4万2800円/5万800円/5万8800円、Wi-Fi+4G版は5万3800円/6万1800円/6万9800円となっている。日本での発売は3月16日(金)からだ。

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