以前、このコーナーで紹介した「Windows Sysinternals TechCenter」でいちばんダウンロードされているツールが「Process Explorer」だ。高機能版のタスクマネージャーとも言えるこのツール、一度使ってしまうともうタスクマネージャーには戻れない!?

Windowsのトラブル遭遇でいちばん利用されるツールと言えばタスクマネージャーだろう(図1)。現在、どういったプログラムが動作しているのかや「応答なし」となっているプログラムの動作(いわゆるプロセス)を手動で停止できる唯一のツールであるからだ。

ほかにもメモリーを盛大に消費しているプロセスを見つけるのに使ったり、CPU処理の優先度の指定を聞かずにCPUの占有を行ってしまうようなプロセスの優先度を手動で下げるといったことにも使えるかなり便利なツールである。

図1■Windowsのトラブル遭遇でいちばん利用されるツールが、このタスクマネージャーだ


「固まってるプログラムを何とかしたいんだけど?」というときに「まずタスクマネージャーを呼び出して!」とアドバイスされた人も多いのではないだろうか。しかし、このタスクマネージャー以上に便利なツールが存在する。それが「Process Explorer」(プロセスエクスプローラー)だ(図2)。

図2■タスクマネージャー以上に便利なツールが、このProcess Explorer(プロセスエクスプローラー)である


このツールのどこが便利なのか。例えばタスクマネージャーでは全プロセスが表示できるのは当然としてCPU負荷、メモリー消費、どのユーザー権限で実行されているか、といった条件でプロセスを並べ替えることができる。これだけでもかなり便利なのだがProcess Explorerは、さらに関連しているプロセスをまとめて表示できるようになっている(図3)。

図3■Process Explorerは関連しているプロセスをひとくくりにまとめて表示できるようになっている


例えば「svchost.exe」は様々な機能をくっつける役目をしているのでプロセス上にsvchost.exeがやたら表示されていることがある。各svchost.exeが何を引っ張ってきているのかといったことがProcess Explorerでは視覚的に理解できるようになっているわけだ。

ほかにも各プロセスを色分けで表示してくれる。ピンクはWindowsのサービス、青は同じアカウント権限が実行しているプロセス、緑は新しく実行したプロセス、赤は終了したプロセスといった具合だ。この色指定もカスタマイズできる。

いちど使ってしまうと手放すことができなくなるほど便利だ。ここからWindowsの終了やログオフ、再起動といったこともできる。タスクマネージャーを起動するにはタスクバーをいちいち右クリックして呼び出す必要があるがProcess Explorerならショートカットを作成しておけばワンクリックで呼び出せる。


Process Explorerのダウンロードと解説
Windows Sysinternals TechCenter

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