冒頭の写真を見てこれが何だか理解できる人は、かなりのハードウェア通だ。たいていの人は、何だこれ? という反応を示すはずだ。結論から言ってしまうと、これはPCケースである。通称”まな板”と呼ばれるカテゴリーに属しており、この手のケースがいくつかリリースされている。基本的には、同じシステムを長く使う人向けではなく、頻繁にマザーボードやグラフィックスカードを変えるような人向けになる。


新しいCPUが出たらマザーボードごと購入してさっそく試してみたり、同じCPU、チップセット、メモリー容量でグラフィックスを交換したら、システムパフォーマンスはどう変わるのかといったことを試したい人などが、こうしたまな板を利用する。IT系メディアでPCハードを扱う部署であれば、ラボやテストルームにこの手のまな板は必ず置いてある。筆者もかつて所属したパソコン雑誌のテストラボで、パーツを取っ替え引っ替えしてはベンチマークソフトを走らせていたものだ。

さて、このまな板PCケース「Strike-X AIR」だが台湾ベンダーのAerocoolの製品になる。Aerocoolはゲーマーには知られたメーカーで、ゲーマー向けのPCケースや電源、ヘッドホンなどのアクセサリを中心に販売しており、かなりの支持を集めているベンダーだ。今回、アスクが同社の製品を扱うことになり、その第一弾がこのStrike-X AIRというわけだ。

はっきり言うとPCのハードウェアを頻繁に交換するような使い方をしない人が、この手のまな板系PCケースを購入して使うのはオススメできない。頻繁にパーツを交換するような使い方をするユーザーにこそオススメだ。とはいえ見た目のインパクトはかなりのモノがある。目立ちたいという人なら、あえてこうしたケースを選んでみるというのもアリかもしれない。実売で1万円ちょっとと使えるPCケースとしては、手ごろな値段だ。


◆製品情報
メーカー:Aerocool
製品名:Aerocool Strike-X AIR
型番:EN56830
発売時期:9月上旬
予想市場価格:10,800円前後


Aerocool Strike-X AIR
アスク

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