オムロンの活動量計 HJA-307IT


最近の万歩計はかなり進歩している。単に歩数を計測するだけではなく、歩数を基本にして1日の活動量を計測する機器へと進化し、名称も万歩計ではなく“活動量計”となっている。

とはいっても基本は万歩計と同じで振動により歩数を計測する機器だ。こうした機器は各社から販売されており機能の差はある物の、利用者がどれだけ運動したかを計測し、年齢や性別に合わせた活動量をカロリーとして表示する。こうした機器を利用したほうが効率的にダイエットできるのだ。



従来の万歩計は、製品にもよるが単に歩数を数えるだけの機能しかなかった。この「万歩計」という言葉は山佐時計計器の登録商標で、製品名としては歩数計が一般的に使われる。ちなみに万歩計という名前は1日1万歩で健康になることを目標にしたことから来た名称のようだ。

その万歩計がセンサー技術の進化などによって「活動量計」へと大きな進化を遂げた。単に歩数を計測できるだけではなく、ウオーキングとジョギングを認識し、デスクワークなども計測できるなど、日常の消費カロリーをより正確に測定できるようになっているのだ。

■スマートフォンなどとも連携可能
最近はスマートフォンなどで歩数を計測できるアプリなどもあるが、それらと比較して小型で、バッテリー駆動時間も数か月以上と長いので、ポケットに入れておくだけで毎日の活動量を計測できる。

中には、パソコンやスマートフォンにデータを転送して記録を保存できる製品もある。パソコンなどに時々データを送信すれば、データの管理も楽で、トータルでの活動量もよりわかりやすくなる。

■思っていたより少ない消費カロリー
活動量計は健康の維持管理にも使えるが、この活動量計を使って特に効果があるのはダイエットだ。ダイエットの基本は食事と運動だが、わかりにくいのが運動量。食事は料理のメニューと量でおおよその摂取カロリーはわかるが、運動量は性別や年齢、体重などによって変わるし、運動の質などによっても違う。

一般的な生活の場合、目安として基礎代謝の1.5倍程度が1日の消費カロリーなどとダイエット関連のサイトなどに書かれている。それを元に筆者が頭の中で考えていた消費カロリーよりも、活動量計で測定した数値はかなり低かった。

例えば、2500kcalくらいは消費しているだろうと思っていたら、2200kcalしか消費していなかったり、今日は朝から夜までヘトヘトになるまで活動したので3000kcalくらいは消費しただろうと思っていたら2500kcal程度しか消費していなど、思い込んでいたカロリーとは差があることがわかった。

活動量計が完璧なわけではないだろうし、運動量などは自体は人によって異なるだろうが、なんとなく漠然と予想していた活動量がこれらの機器で「見える化」されるのは健康管理上かなり効果が高い。

ダイエットや健康管理をしたい方には、このような活動量計を基本デバイスの1台して使うことをおすすめしたい。

■パソコンなどと連携できる活動量計
パナソニック デイカロリ
オムロン ヘルスケア カロリスキャン

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

digi2は「デジタル通」の略です。現在のデジタル機器は使いこなしが難しくなっています。
皆さんがデジタル機器の「通」に近づくための情報を、皆さんよりすこし通な執筆陣が提供します。


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