いよいよAmazonのKindleサービスが日本市場で始まる。このサービスで象徴的なデバイスはKindle paperwhiteだ。米国で発売されたときに米国版でもよいから買おうと思った筆者なので、当然ながら発表直後に速攻で注文したのだが、これがいつ届くか不安だ。

というのも、筆者はさいたま市在住で、Amazonがこの地域で利用している運送会社が特に評判の悪い業者なのだ。
■最悪の通常配送
Amazonは配送方法、地域や商品などによって運送会社が異なるが、さいたま市で通常配送したときに担当する運送会社はその中でも、極めて評判が悪い(クロネコでも佐川でもない)。ここでは会社名は書かないが、興味があれば「Amazon」「さいたま市」「遅配」などのキーワードで検索すると、どれだけ評判が悪いかはわかる。

筆者の場合、Amazonプライムに加入しているので、筆者宅の地域には対象商品なら朝までに注文すれば、お急ぎ便でヤマト運輸が夕方には荷物を運んでくる。

いつもと同じようにAmazonプライムのお急ぎ便対象のCDを発注したつもりだったが、何を間違えたのか通常配送になってしまい、このアルファベット三文字の運送会社のサービスを実体験してしまった。

10月6日に注文し、倉庫からは7日に配送されたので通常配送の場合、8日には届くはずで、実際に管理画面には8日にお届け予定と表示されていた。

しかし、8日の管理画面には「お届けできなかったため、持ち帰りました」と不在でもない謎のメッセージが表示され。さらに待つこと3日後の11日にようやく届いた。倉庫から発送されてから4日後に届いたことになる。

この原因は配達担当者のキャパシティ以上の荷物を運送会社が請け負っているからだろうが、運送会社の印象も悪くなるが通販会社全体のイメージも悪化してしまう。

■Kindle Paperwhiteでkonozamaになるか
Amazonで新商品などの予約商品を購入する場合、商品が実際にAmazonの倉庫に入荷してから通常配送での配達になるので、一般的に発売日以降にしか手に入れられない。在庫のある商品をサービスのいい運送会社が担当すればAmazonではかなり質のいいサービスを受けられるが、そうでないことも多い。

このような状態をAmazon OKを逆にしてkonozama(このざま)とネット上では呼ばれている。

Kindle Paperwhiteは予約商品だが、Amazon自体の商品であるため別のネットショップで購入することはできない。多くのネット業者で扱われる商品で、それを1日も早く手に入れたいなら、Amazonを使わず発売日に配達されるネットショップを選んで注文すればいいが、この商品は発売元のAmazonから買うしかない。

条件としては、関東周辺在住であれば配送業者が異なる以外それほど違いはないが、11月19日にきちんと商品の発送が開始されれば、発売開始直後に発注したユーザーには11月20日には手元に届くはずだ。

しかし、この地域でも評判の悪い運送会社が配達することを考えると、20日に届くのは難しく、数日後になってしまうのではないかという一抹の不安がある。果たしてどうなるのか? この結果は20日以降に報告しよう。いまのような状況から改善されていることを望みたいところだ。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

digi2は「デジタル通」の略です。現在のデジタル機器は使いこなしが難しくなっています。
皆さんがデジタル機器の「通」に近づくための情報を、皆さんよりすこし通な執筆陣が提供します。

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