以前に、Excelのセル範囲に名前を付けられることを紹介した(「データ管理のコツ! Excelで範囲に名前を付ける」「Excelでデータの範囲に自動的に名前を付ける」)。実はこの名前を数式にそのまま利用することもできる。

■知っ得No.399 範囲に付けた名前を数式で利用する
たとえば、下の画面の表で、横浜支店の平成23年4月から平成24年3月までの売上部分に、「横浜」という名前を付けているとする(画面1)。
画面1 横浜支店の売り上げ部分に、「横浜」と名前が付けられている。

この部分の合計値を計算するには、名前を利用して「=sum(横浜)」と入力すればいいのだ(画面2)。
画面2 「=sum(横浜)」と入力すれば、名前の範囲のセルの合計を計算することができる。

もちろん名前はsumだけでなく、他の数式でも利用可能だ。名前は離れた個所を範囲指定して付けることも可能なので、たとえばsum関数であちこちにちらばった範囲の合計を計算しようとした場合、その範囲にあらかじめ名前を付けておけば、1つ1つ範囲を指定していくよりずっと簡単で、計算式がシンプルになる。また、範囲名には、中身が分かるような名前を付けているだろうから、何を計算しているかが数式を見ただけで分かりやすいという利点もある。
いろいろと便利な範囲の名前。ぜひ活用してもらいたい。

編集部:池田利夫+岡本奈知子(ジャムハウス
制作編集:エヌプラス
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