先日から「いままで敬遠していたスマホと分かり合う」をテーマにサムスン電子の名機“GALAXY”シリーズを触ってきており、これまで「GALAXY S III SC-06D」と「GALAXY Note II SC-02E」のレビューをお届けしてきたのだが、スリムで軽量、そしてパワフルなGALAXYシリーズは、使い続けて行くことで、その良さが身に沁みこんでいくように、じわじわと馴染んでくるのがわかるほどだ。

今日は、ドコモの最新モデルの中でも最強の呼び声高い「GALAXY S III α SC-03E」(以下、S III α)の発売日である。実は事前に実機を貸し出してもらって、散々にいじり倒させていただいているのだ。GALAXY S III SC-06D(以下、S III)を長期使わせてもらって、まったく問題なくサクサク快適なのに、これ以上何が必要だというのか? という点についてチェックしてみた。

■Androidのバージョンが4.1へとアップデート
Androidのバージョンは、S IIIが4.0だったのがS III αでは4.1.1(Jelly Bean)へと変わっている。ただメニュー構成や操作といったユーザーインターフェイスは、S IIIから、あまり変わっていない。もちろん従来からある使いやすさ、簡単操作を意識したユーザーインターフェースを採用し、S IIIユーザーなら、まったく戸惑うことなく利用できるようになっている。

Androidのバージョンは4.1.1(Jelly Bean)だ。


■マルチウィンドウで複数作業も楽々
WindowsやMac OS、Linuxといったパソコンの世界では当たり前ながら、スマホでは珍しい機能にマルチウィンドウ表示がある。複数のウィンドウを表示させて2つのことを同時に行うことができる。動画を再生させながらWebブラウジングしたり、複数のWebページを表示させたりといったことが可能になっている。

左側のメニューから、マルチウィンドウ表示させたいアプリを選ぶ。


こんな感じで複数ウィンドウ(上下分割)が可能だ。


■クアッドコア搭載でサクサク
CPUは自社製の「Exynos 4 Quad(Exynos 4412)」でクアッドコア、最大1.6GHz駆動だ。LTE用のチップは1.5GHzと2GHzの2バンド対応で最大100Mbpsの高速転送が可能になっている。ディスプレイは4.8インチで1280×780ドット、バッテリーは2100mAhと大容量だ。カメラも有効約810万画素がアウトカメラ、インカメラは有効約190万画素のものを積む。

ワイヤレスはIEEE802.11a/b/g/n準拠とBluetooth 4.0+LE、メインメモリーは2GB、内蔵ストレージは32GB、外部ストレージ用のmicroSDスロットには最大64GBまでのmicroSDXCカードが装着可能だ。もちろんワンセグやおサイフケータイ機能も搭載している。

クアッドコアCPUを搭載した効果は高く、サクサクというよりは、カミソリのようなスパッ、スパッといった感じでメニューが切り替わる。あまりの高速さに最初は戸惑うほどだ。人間の怖さは、慣れるところで、しばらく使っているとその速さに慣れてしまうのだから不思議だ。ただし、一度この速度を知ってしまうと、知らなかったころには戻れないだろう。

物は試しとGoogleのAndroid端末であるNexus 7とS III αでAndroid 4.1から標準のブラウザとなったChromeを使い、FuturemarkのWebブラウザのHTML5のレンダリング速度の性能を計測する「Peacekeeper」を使って性能を計測させてみた。クアッドコアを積むNexus 7よりも高速な結果になっており、その高速性が伊達じゃないことがわかるだろう。

Nexus 7のPeacekeeperスコアは467


S III αのPeacekeeperスコアは671


以上、S III αは、かなり進化していることが理解してもらえたと思う。クアッドコア搭載の効果は抜群だ。もう一度言うが、その高速さを体験してしまうと、それを知らなかったころには戻れない。いまのスマホに満足している人も含めて、快適な操作性を追求している人におススメしたい。

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