発売直後の価格に対して半額程度で購入したDSC-HX30V


人気のデジタルカメラは1年でモデルチェンジする。最新モデルを誰よりも早く使いたいというのであれば発売直後の最高値のときに買うしかないが、そうしたことにこだわらないなら販売価格が下がってきて、手頃になった頃を狙う方法がおススメだ。

デジタルカメラは、毎年毎年機能が強化され続けているが1年程度では、画素数やASIC(デジカメの頭脳)などが、それほど大きく変化しないため、2~3年に一度くらいの間隔で買い替えていれば、比較的最新の機能を低コストで使い続けることができる。肝心の価格だが、発売期間の1年の間に大きく変動し、最高値の発売直後に比べ最後は半額くらいになることもあるのだ。


特に価格変動が激しいのは5万円以下の低価格なコンパクトデジカメ(コンデジ)で、とりあえず1台購入するなら、その中でも以前紹介した光学ズーム性能の高いコンデジがおすすめだ。

このクラスの製品は発売直後は定価の8掛け4万円後半で販売され、発売から半年程度で1万円くらい下がり、さらに数か月すると、なんと1万円台になることがある。

価格.comの価格推移によると、ソニーのDSC-HX30Vは発売直後の2012年3月は3万円半ばだったが、8月頃になると2万円台に、10月頃になると最安値が2万円程度にまで落ちてきた。

同ジャンルのキヤノンPowerShot SX260 HSの場合、発売直後の3月頃までは3万円程度だったが、5月頃には2万円台半ば、11月になると2万円を切るようになっている。

どのメーカーの製品がいつ頃どのように価格が落ちるかは毎年変わるので予想はできないが、おおよそ発売から数か月以内に若干下がり、半年から9か月程度でさらに下がるというような傾向がある。

例えば、上記2モデルは後継モデルが去年と同じ時期に販売されるとすると、12月から2月頃までがお得に購入できる時期と予想できる。しかし、売れすぎて価格が上昇する可能性もあるし生産完了になる場合もあることに注意。

12月に購入しても2か月後程度には新モデルの情報が出てきて、3か月後には新モデルが店頭に並ぶ。自分が不満だった機能が数か月で改良されたりした場合はかなりがっかりすることになるが、発売直後の半額近い価格で購入できれば、あまり不満もないだろう。

前述したように新機能を追うのでなく、2年から3年に一度程度新モデルに買い換えるなら、機能よりも落ちてきた価格を優先した方が賢い買い方だと言えるだろう。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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