昨日、日本文学振興会が主催、無名、新進作家の最も優秀な純文学短編作品に贈られる「芥川龍之介賞」と、最も優秀な大衆文芸作品に贈られる、「直木三十五賞」。その第148回候補作品が決定した。

昭和の古き良き時代、受賞者のパーティを文壇バーで開催して大騒ぎをしたなんて話もあったようだが、今回の受賞は記者会見場にニコニコ生放送のカメラが入るという発表があった。

株式会社ドワンゴ及び株式会社ニワンゴは、両社が運営する日本最大級の動画サービス「niconico」の「ニコニコ生放送」にて1月16日(水)17時30分より、「第148回芥川龍之介賞・直木三十五賞受賞者記者会見」を生放送する。

ニコニコ生放送では、1月16日(水)に行われる同賞の受賞者記者会見を生中継する。選考委員会の審議の結果を受け、会見会場に選考結果の紙が貼り出されるその瞬間も放送(選考委員会の中継は行わない)。番組中は、井上トシユキ氏、栗原裕一郎氏、ペリー荻野氏らによる実況&作品解説も行われる。

また、紀伊國屋書店と丸善&ジュンク堂書店の協力を得て、両書店の一部店舗で店頭モニターにニコニコ生放送の画面を表示し、店頭でのパブリックビューイングも行われる。

■番組概要
・第148回 芥川賞・直木賞発表&受賞者記者会見を生放送
・放送日時:2013年1月16日(水)17時30分~(会見終了まで)
番組URL


■第148回 芥川龍之介賞候補作品(平成二十四年度下半期 作者名・五十音順)
小野正嗣「獅子渡り鼻」(群像十一月号)
北野道夫「関東平野」(文學界九月号)
黒田夏子「abさんご」(早稲田文学5号)
高尾長良「肉骨茶」(新潮十一月号)
舞城王太郎「美味しいシャワーヘッド」(新潮八月号)

■第148回 直木三十五賞候補作品(平成二十四度下半期 作者名・五十音順)
朝井リョウ「何者」(新潮社)
安部龍太郎「等伯」(日本経済新聞出版社)
有川浩「空飛ぶ広報室」(幻冬舎)
伊東潤「国を蹴った男」(講談社)
志川節子「春はそこまで 風待ち小路の人々」(文藝春秋)
西加奈子「ふくわらい」(朝日新聞出版)

ニコニコ生放送URL
niconico

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