前回はデータホテルのエクスクラウドで月額1,575円の「管理ツールPLESK搭載プラン」コースを契約している人なら、誰でも簡単に「WordPress」が導入できることを紹介した。WordPressは、様々なカスタマイズが可能なため個人のブログから会社案内のサイトまで、幅広く使われているのは紹介した通りだ。

しかし、流行というのか猫も杓子も皆、WordPressでサイトを作っている現状がある。あまりカスタマイズしないサイトの場合、ぱっと見ただけでWordPressを使って作られていることがわかってしまうし、WordPressのようなコンテンツマネージメントシステム(CMS)が苦手な人もいるだろう。
■オリジナリティに満ちたWebサイトにしたいならWeb Presence Builder
流行だからとWordPressでWebサイトを構築したいと考えるのであれば、まずはカスタマイズ方法を徹底して学ぼう。「管理ツールPLESK搭載プラン」なら先述したようにWordPressの導入が簡単に行えるわけで、徹底的にカスタマイズすればいい。

WordPressのカスタマイズスキルをアピールするサイトを構築して就職や転職を有利に運ぶために自分で「管理ツールPLESK搭載プラン」を契約して、オリジナルサイトを作って公開するなんて方法もアリかもしれない。

しかし、WordPressに依存せずに、普通にWebサイトを構築したいという人もいるだろう。そんな人におススメしたいのが「Web Presence Builder」というWebサイト作成ツールだ。このツールは「管理ツールPLESK搭載プラン」の標準では利用できずオプションのPowerPack(月額1,050円)を導入する必要があるが、驚くべきは非常に手軽で簡単にWebサイトが構築できるのだ。

本当に簡単にサイトを作れるようになっているので、Web Presence BuilderでWebサイトを作る方法を紹介しよう。

■PLESKパネルからWeb Presence Builderを呼び出す
まずPowerPackを契約したら、PLESKパネルにある「ウェブサイトとドメイン」タブにある「Web Presence Builderを起動する」をクリックする。これとは別にホーム画面にもWeb Presence Builderを呼び出す項目が用意されている。

「ウェブサイトとドメイン」タブにある「Web Presence Builderを起動する」から呼び出す。


ホーム画面から「Web Presence Builderを起動する」をクリックしてもOK


■作成したいサイトのイメージに近いテンプレートを選択する
初めてWeb Presence Builderを起動する場合、WebサーバーにはWebサイトが作られていない状態なので、作成用のテンプレート選択画面が表示される。ここから目的に合ったWebサイトのテンプレートを選択する。それこそ個人ユースから、コーポレート、オンラインショッピングなど、豊富な数のテンプレートが用意されている。

具体的には「サービスが25」「小売業が11」「エンターテイメントおよびレジャーが5」「組織が10」「建築およびハウジングが11」「ヘルプおよびスポーツが9」「アートおよびデザインサービスが11」「教育サービスが4」「趣味が8」「個人向けが6」「その他が1」の合計101種類だ。

この中から自分に向いているテンプレートを選べばいい。101とは言っても、それぞれの目的ごとに分類されているので、それほど手間ということはない。選んで違うと思えばサイトを削除して、再度この画面から選択し直せるので、何度でもやり直しがきく。

実際に試した実感としてテンプレートを選択すると即座に反映されるので待たされるストレスはない。サイトの削除も一瞬なので、何度でもテンプレートを選択し直すことができた。試しに50ほどテンプレートの選択と削除をしてみたが15分程度しかかからなかった。

Webサイト用のテンプレートは、実に101種類と豊富に用意されている。


気に入らない場合は、サイトを削除すれば何度でもやり直せる。


■テンプレート選択後、Webサイトのカスタマイズ開始
101種類の中から選択したテンプレートが読み込まれてカスタマイズの開始となる。Webサイトの構成や変更、追加操作は、Web Presence Builderコントロールパネルを使う。

このコントロールパネルはタブ構成で各項目の説明をすると、「モジュール」ではWebページに埋め込むモジュールを選択し、「デザイン」では各ページのデザイン関連の操作、「ページ」では、階層等も含めたサイトの構成関連の操作、「ドキュメント」はファイルのアップロード関連の操作、「設定」はWebサイトの大枠設定関連といった感じに分かれている。

実際に使った感想だがWebブラウザー上でWebサイト作成アプリがサクサク動いている感じだ。操作がリアルタイムに反映されていく、保存といった必要な処理をしないでも一定時間でスナップショットを記録してくれるので、万が一Webブラウザーがクラッシュしてしまっても、特定の時点まで戻れるようになっている。

基本的な操作は、このコントロールパネルから選択する。このタブは「モジュール」。


Webページのデザイン関連の操作がまとめられた「デザイン」タブ。


サイトの階層や構造に関する設定を行う「ページ」タブ。


サイトの大枠周りを設定する「設定」タブ。


自動保存機能によって一定時間経つと自動保存してくれる。


■慣れると手放せないツールになる「Web Presence Builder」
今回、この記事を作成するためにWeb Presence Builderを集中して使用したわけだが、Webブラウザー上で動作するツールにも関わらず、動作は軽いし使い方も簡単だ。ワープロソフトやWebデザイン用のソフトを一度でも使ったことがある人なら操作に慣れるのに時間はかからないだろう。

筆者は1時間ほどでその操作に慣れてしまった。タブ構成でどこに何の機能があるのかわかりやすいし、自動保存機能と、6つまでのバックアップが取れるのでやり直しは何度でも可能だ。わざわざFTPを使ってローカル側でデザインソフトで作成したHTMLファイルをアップロードするなんてことも必要ない。

Web Presence Builderで作成したら、コントロールパネルにある「公開」ボタンをクリックするだけで即座にWebページが公開される。修正はリアルタイムで行えるし、外出先でもWebブラウザーさえ動かせれば、Webデザインツールが入っていないPCでも修正が行える。このようにWeb Presence Builderは非常に便利な機能と環境を提供してくれることが理解してもらえたことと思う。

見栄えのするWebサイトを、自分で作成したいと考えているなら、PowerPackの導入でWeb Presence Builderの利用をぜひともおススメしたい。

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株式会社データホテル

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