NECの2013年夏モデルパソコンが発表された。今回は売れ筋モデルの「LaVie L」、「LaVie S」が一新され薄型化、高性能化されるなどしており、春モデルで一時対応から外れたタッチパネルが復活、対応機種も拡大した。

これら以外にも、第4世代インテルCoreを採用した機能向上や薄型化などといったポイントもあるが、今回目玉の1つとなっているのが、主要モデルにIPS方式の液晶を採用しているという点だ。

このIPS液晶、液晶の方式の1つだが、本来“IPS液晶”と名乗って良いのは一部の企業だけなのだ。

■高品位なIPS液晶、実は本物のIPSとそうじゃないIPSが存在する?
先述したようにNECは2013年夏商戦向けの個人向け新製品パソコンの主要モデルにIPS液晶を採用した。
搭載したのは「LaVie L」、「LaVie X」、「LaVie M」、「VALUESTAR N」の一部モデル、「VALUESTAR W」などで、カタログなどにはNEC製品でおなじみの「スーパーシャインビューLED」の後に「IPS」が付き「スーパーシャインビューLED IPS」のような表示がされている。

斜め下から見ても、IPS液晶ははっきりとみえる


IPS液晶は液晶の方式の1つで、VAやTN方式などに比べ視野角が広く、発色なども良いという特徴がある。
液晶の方式の説明は省くが、NECとしては、より高品質な液晶パネルを搭載していることをアピールすることで、付加価値を増やすという戦略だ。

IPS液晶は、テクノロジーに少し詳しい人には高品質な液晶パネルであるくらいの認知はされていると思われる。このIPS、ジャパンディスプレイイースト(旧日立)とLGディスプレイの登録商標になっている。

このため、実際にIPS液晶と呼んでいいのは、この2社の製品だけとなり、今回NECが採用しているIPS液晶パネルもこのどちらかから購入していることになる。

しかし、今回のNEC製品のようにIPS液晶採用としている製品は多く存在するのだが、正規のIPSのロゴと共にライセンス情報をカタログに記載している製品は少ないのだ。

■IPS相当やIPS的な液晶というあいまいな製品も
IPSとカタログに書かれている製品でも、すべてがジャパンディスプレイやLGの製品を採用しているわけではないようだ。ほとんど同じ方式で視野角などがIPSに近いのでIPS相当としている、微妙な液晶もある。

実際のライセンスがどうなっているのかはユーザーにはわかりにくく、カタログに記載されている項目以外の情報は公開もされていないことがほとんどだ。

少なくともIPSロゴと共にIPS液晶とカタログなどに記載されていれば、ジャパンディスプレイかLGディスプレイの液晶パネルを搭載している。そうでない場合は、製造元は不明だが、IPSと同等の方式の液晶パネルを採用していると見ていい。本物のIPS液晶を搭載しているほうがクオリティが高いと考えていいが、そうじゃない液晶に関しては、自分で確認してチェックするしかない。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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