日本には四季があり、季節によって衣食住の環境が大きく変化する。こんなことは日本人にとって至極当然のことだが、海外に目を向けてみると日本のように季節が大きく変化する国だけでなく、砂漠に覆われた常夏の国、万年雪・永久凍土といった寒いことが標準の国などもある。このように一年を通して衣食住の環境が大きく変化しない国では、商品の購買サイクルや売れる食材などが日本とは大きく異なる。

厳冬のシベリアやアラスカでアロハシャツやビーチサンダルが売れるなんてことは、滅多にないことだし、UAEやドバイで防寒グッズが飛ぶように売れることもないだろう。




対して我々が暮らしている日本では、春夏秋冬といった四季があり、その季節折々にふさわしい衣服や食品などが存在している。そのため、同じ商品を常備しておけば黙っていても売れるような商売はなかなかできないのだ。

■季節や場所によって動きが大きく変化する日本の消費者
日本で新商品を販売する場合、どの季節に、どこの地点を皮切りにといった点が重要になってきたりする。たとえば季節的にふさわしくない商品を投入しても、誰も見向きもしないだろう。そしてロケーションもかなり大事だ。地方によっては首都圏と大きく嗜好が異なったりする。また、関東で大ウケした商品が関西地方ではまったくの不人気だったり、その逆に関西地方で大人気だから関東でも行けると持って来たら、さっぱり売れなかったり・・・なんてこともある。

■マクロミルのQPRで細かな消費者動向をチェック
こうしたことが起きるのは、それぞれの地域性、いわゆる土地柄という各地域に住む人たちによって嗜好が異なるためだ。つまり、Aという商品を関東に持って行って売れなかったとしても、別の地域なら人気商品に化ける可能性があるということだ。とはいえ、そうした嗜好性を調べるには、どうしたらいいだろう? そこでおススメしたいのがマクロミルの消費者購買動向データ・購買行動分析(QPR)だ。

■たとえばPOSデータからでも傾向はわかるのでは?
POSレジからの集計結果も重要なデータであることに違いはないのだが、たとえばPOSデータ上でよく売れている商品があったとしても、その嗜好理由については推測する必要がある。なぜなら商品を購入した際に購買者に「どうしてこの商品を買ったのか理由を教えてください」と尋ねているわけではないからだ。つまり、あくまでも推測の傾向しかわからない。

一方、マクロミルの消費者購買動向データ・購買行動分析では、「どうしてその商品を購入したのか?」といったことを購入者にダイレクトに尋ね、その返事をもらっているため、推測ではない生の声で購入の動機を知ることができる。

POSは店に置いてある商品をトレースすることで、その商品がどういった動きをしているのかを細かく知ることができるが、消費者購買動向データ・購買行動分析(以下、QPR)は消費者が「いつ?」、「どこで?」、「何を買ったのか?」、「どうして?」といったところまで追跡する。ちなみにQPRとはQuick Purchase Reportの略である。

■全国の主要都市を網羅し、地方特有の嗜好までチェックできる
QPRは、北海道から九州まで、全国津々浦々に3万人ものモニタを擁している。彼らを使って毎日、購入する商品をリアルタイムで追跡調査する。モニタは専用のバーコードリーダーを買い物のときに携帯し、商品を購入すると同時にバーコードを読み取り、そのデータをデータベースに送信、「購入者の属性情報」「購入先」「日時」「購入個数」など、日々の購買履歴が毎日集積されるようになっている。

先述したように商品を徹底的に追跡できるのがPOSだとしたら、消費者の動きをチェックするのがQPRと思えばいいだろう。そこで大事なのは「どうしてその商品を購入したのか?」がわかることだ。この傾向を知ることで、特定の地域向けに手を加えた商品の開発も可能になる。


生きた購買動向のデータが収集できるのがQPRの最大のポイント。

■QPRによる生きたデータが生み出す4つのサービス
このようにQPRによって収集された消費者購買動向の膨大な生きたデータによって、4つのタイプのサービスが提供される。たとえばその地域特有の嗜好や購買意欲、特定商品の人気といった観点から、開発中の商品を真っ先に発売すべき場所を決めたいようなときは、時系列で商品購買データを追跡できる「QPR TRACE」(キューピーアール・トレース)を使うといいだろう。

なお、QPR TRACEの購買データを自分たちで分析する自信がないという人向けにプロのリサーチャーが分析し、レポート作成を行うサービスとしてQPR ANALYZE(キューピーアール・アナライズ)というサービスが用意される。簡易レポートから個別課題に応じた詳細なカスタマイズレポートまで様々な分析要望に応えてくれる。

または、どうしてその商品を購入したのか理由を知りたいケース。ライバル企業の商品のほうが売れているときに「どうしてその商品を買ったのか」を知ることができれば、自社製品への改善ポイントが見つかるかもしれない。そうした忌憚のない意見を吸い出したいのであれば、消費者の意識を調査する「QPR Mill」(キューピーアール・ミル)というサービスがおススメだ。

また「この商品を買ったのはこんな人」「こういうタイプに売れやすい」といったように消費者のライフスタイルや価値観のパターンといった様々な点をピックアップして購買者をプロファイルするサービスQPR SCAPE(キューピーアール・スケープ)を使えば、自社の商品を購入してくれる人たちがリアルに浮かび上がってくる。そのプロファイルを元に新商品を開発することもできるだろう。

このように「生きたデータ」を集め・分析してくれるマクロミルの消費者購買動向データ・購買行動分析だが、新商品の開発や既存商品の改良、派生商品の検討、そして既存の商品投入時期の検討、真っ先に投入すべき地域といったことを判断したいなら、まずは利用してみることをおススメしたい。

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消費者購買動向データ・購買行動分析 | マクロミル
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