これから取るお盆休みの旅行で、デジタルカメラを使って撮影する機会に恵まれる人も多いはずだ。高画質化が進んだりフルHD解像度の動画撮影機能などで、デジカメが記録するデーターのサイズは、かなり大きくなってきた。16GB程度のSDカードだと、すぐに容量が足りなくなってしまうくらいだ。

となると出先でのデータのバックアップはどうしたりいのか。通常1枚のSDカードを旅行期間中使い続け、自宅に帰ったらパソコンにバックアップするのが一般的だろう。しかし、旅行中に容量が満タンになってしまったら、それまで撮影したデータを削除する必要などが出てくる。さらにSDカードは、意外と壊れるパーツでもある。中のデーターが失われてしまうと、かなりの痛手だ。そうしたデーターを失わない対策として、筆者が個人的にしていることがいくつかある。その1つが「SDカードの複数枚持ち」である。これについて解説しよう。


■宿泊数と同じ数のSDカードを用意する
筆者は旅行などの際、個人的には少なくとも1日に数十枚、多ければ数百枚以上撮影する。数百枚撮影することは、そう多くないだろうが、数十枚程度は撮影するという人は多い。また最近は動画撮影に対応したカメラも多いので、動画で数分から数十分くらいは風景などを記録として残すようなことも増えてきた。

仮に8GBのメモリーカードを使った場合、1200万画素のカメラで最高画質の場合、1500枚程度保存可能。フルHD動画でも30分程度は保存できる。3泊程度の旅行なら十分かもしれない容量だが、3泊なら3枚のSDカードを用意し毎日カードを別のカードに取り替え、記録が済んでいるカードは紛失する可能性の低い旅行用鞄の中などに保存する。

記録したデーターが残っているカードを装着したままカメラを紛失してしまうと、カメラと一緒にそれまでのに撮影したデータも紛失してしまうことになる。2日目までカードに記録していたとしたら、2日分の撮影データーがなくなってしまう。しかし、その日、その日で記録メディアを交換するなりすればカメラを紛失しても、カードを保存した分までのデータは紛失することがない。

■実は大容量メディアを購入する程度がそれより安いことも
仮に3泊なら、4枚のカードを用意すればいい。それも32GBといった容量は不要で、安価な8GBを4枚用意すればいい。2013年8月現在、安いところで、8GBのSDHCカードは最安値で600円程度、16GBなら1,000円程度で購入できる。4枚で2,400円から4,000円程度だ。

32GBのSDHCカードは2,500円程度なので8GBを4枚のほうが100円安くなる。また64GBのSDXCカードは6,000円程度なので、16GBのSDHCカードなら、2,000円ほど安くなる。枚数が増える分、管理が面倒になるがデジカメの撮影データーの全紛失を防ぐことができ、さらにコストも安くすむことを考えればおススメだと言える。

いずれにせよ、カメラ本体もSDカードも紛失しないよう注意を払う必要があることを忘れてはいけない。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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