9月10日(日本時間9月11日)、アップルは米国で発表会を行い同社のスマートフォンの新モデルとなる「iPhone 5s」および、廉価版でおもに新興国向けのモデルとなる「iPhone 5c」を発表した。



iPhone 5s


カラーは3色


■大幅な性能強化となるiPhone 5s
iPhone 5Sは、4インチのRetinaディスプレイ(1136×640ドット:326ppi)、iPhone 5から2倍に性能強化されるA7チップ(64ビット)を搭載(初代に比べて演算で約40倍、グラフィックスは約56倍)。さらにM7モーションコプロセッサーと呼ばれるサブのチップを搭載することで、それぞれ別の機能を管理することで性能向上と省電力化を実現。端子はlightning端子となる。

容量は16GB/32GB/64GBでカラーはスペースグレイ/ゴールド/シルバーの3色構成となる。また、ホームボタンに指紋認証センサーを搭載し、ロック状態でも指を置くことで即座にロックを解除してくれる「Touch ID」機能を新搭載。指紋センサーに触れさせすればどの角度からでも認識可能になっており、セキュリティを高めると同時に利便性の向上も図られている。

iPhone 5c


カラーは5色


■廉価版という位置付けながら現行iPhone 5と同スペックのiPhone 5c
もういっぽうのiPhone 5cは、廉価版の位置付けとなる。最大の特徴は本体カバーをポリカーボネイト製の樹脂に変更してあることだ。樹脂製だと破損が気になるがスチールフレームを樹脂製カバーの内側に設けることで通常の樹脂製カバーと比べて強化されているという。

A6チップ搭載で4インチのRetinaディスプレイ(1136×640ドット:326ppi)と、現行iPhone 5とほぼ同じスペックになっており、容量は16GB/32GBで5色(ホワイト、ピンク、イエロー、ブルー、グリーン)のカラーバリエーションが用意される。こちらも端子はlightning端子。

■iOS7の配布は9月19日からドコモがiPhone 5sおよびiPhone 5cの発売を発表
同時に発表されると噂されていたiPad mini Retinaモデルの発表はなかった。本体以外の話題に目を向けると、現在までにソフトバンクモバイルとauがiPhoneを取り扱ってきたが、新型iPhone登場時には、出る出ると言われ、実現できていなかったドコモから、iPhone 5sおよびiPhone 5cの発売が公式にアナウンスされた。

これで大手キャリア3社がiPhoneを扱うことになるわけだ。各社のコースに関しては、未発表なため現状は不明だが予約開始は9月13日で発売は9月20日を予定している。アップルストアや大手量販店では、3キャリアのiPhone 5sおよびiPhone 5cが購入できるようになる。

また、それぞれのキャリアの専用ショップでは、それぞれのiPhone 5sおよびiPhone 5cが購入可能だ。ドコモに関しては、予約は9月13日より取扱店で、ドコモプレミアクラブ会員でプレミアステージの会員のみiPhone 5cを3万台までWeb経由での予約も受け付ける。

今回は、本体カバーなどアップルの純正アクセサリーが豊富に用意されている。なおiOS7は9月18日(日本時間9月19日)よりダウンロード可能になる。iPhone 4以降、iPad2以降、第5世代iPod Touchの端末に導入することが可能だ。

iPhone 5s
iPhone 5c
アップル

NTTドコモとApple、日本でiPhoneを9月20日(金曜)より提供開始

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