WiMAXサービスを展開しているUQコミュニケーションズがWiMAX 2+サービスを2013年10月31日より開始する。UQは2010年頃からWiMAX 2のデモなどを行っていたが、2013年7月29日に総務省より認定され、ようやくのサービスインとなる。このWiMAX 2+は将来的には下り1Gbpsを超えるスピードを実現する予定だが、当初は下り110Mbpsでサービスをスタートする。

高速になっても料金は変わらないものの、従来のWiMAXは無制限が特徴だったが、今回のWiMAX 2+では当初制限が無いものの、将来は制限付きのサービスとなる。

UQコミュニケーションズは2010年のCEATECで約330Mbps、2011年7月に行った東京の大手町で行われたフィールドテストでは約150Mbpsの速度でWiMAX 2をデモしていた。10月から始まるサービスでは、4x2 MIMOで下り110Mbpsを実現する予定だ。2014年中にデバイスが対応すれば、4x4 MIMOで220Mbpsにも対応するとしている。

さらに、今回割り当てられた20MHzに加え、20MHzの周波数の割り当てを受けることなどで、さらに高速な1GBbpsなどのサービスに移行していく予定となっている。
このWiMAX 2+は現行のサービスに影響を与えないが、サービスを利用するには対応機器などの購入が必要になる。


対応エリアは都心部の逼迫エリアから拡大していき、当初利用できるのは東京の環状7号線内になる。2013年度末までに7,000局になり一部都市へ拡大。全国主要都市に対応するのは2014年度末となる。

料金は2年間契約で従来と同じ3,880円。2年以降は4,405円。
WiMAXの特徴は高速で容量制限が無いことだが、WiMAX 2+を利用する場合、2年間は無制限だが、2年目以降は7GBまでの制限がつく。
さらに、2015年4月以降は3日以内に1GB以上利用すると速度制限を実施する事があるとのことで、従来の無制限が特徴だったWiMAXはWiMAX 2+からは若干異なるサービスとなる。

ユーザーとしては制限は全くない方がいい。だが、従来の無制限のWiMAXもそのまま利用できる。例えば、高速通信が必要なときだけWiMAX 2+を利用し、普段はWiMAXを利用するなどだ。
切り替えが面倒ではあるが、通信料を気にしたくは無いがスピードも重視する場合でも、当面は従来と同じような使い勝手は期待できそうだ。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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